【極意】泳がせ釣りで釣れる確率を上げる7つのコツ!エサの付け方でも釣果は変わる!

泳がせ釣り
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誰でも簡単に大物を狙うことができることから、人気の高が高まっている泳がせ釣り。

しかし、簡単に釣れるはずの泳がせ釣りで、釣果がでない、釣れないと悩む方が多くなっています。

そこでこの記事では、遊漁船や2馬力ボートで10年以上泳がせ釣りをしてきた経験から、泳がせ釣りの7つのコツについて詳しく解説していきます。

また、10年以上の経験で得た「極意」についてもご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

そいた

・釣り歴=30年以上
・2馬力ボート歴=15年以上
・得意な釣り=ジギング
       泳がせ釣り
・使用艇=DSー110L3
・運搬方法=軽トレーラー

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釣れる確率に差が出る生きエサの付け方

泳がせ釣りではエサの付け方によっても、釣れる確率は大きく変化します。

なぜなら、泳がせ釣りのターゲットとなる青物や根魚、底物はそれぞれ捕食方法が異なるからです。

青物の捕食方法

  • 海水と一緒にエサを吸い込む
  • 頭から捕食することが多い

根魚や底物の捕食方法

  • 噛みつきながら飲み込む
  • どこから捕食するか分からない

このように、泳がせ釣りでターゲットとなる魚種はそれぞれ捕食方法が異なるため、生きエサの付け方で釣れる確率が変わるのです。

泳がせ釣りの生きエサの付け方は「鼻掛け・背掛け・目通し」といわれる方法があり、それぞれメリットやデメリットが違います。

鼻掛け

鼻掛けとは、生きエサの鼻の穴に針を通して掛ける方法で、泳がせ釣りで最も多く使用される針の掛け方です。

  • つけ方が簡単
  • エサがよく泳ぐ
  • 弱りにくい
  • 頭から捕食することの多いターゲット向き
  • 後ろからのバイトに弱い
背掛け

背掛けは生きエサの背びれの下に針を掛ける方法で、鼻掛けと同じく泳がせ釣りで多く使用される針の掛け方となります。

  • つけ方が簡単
  • エサ持ち良好
  • 遠投にも使える
  • 泳ぎが若干悪い
  • 頭から捕食する魚種とは相性が悪い
  • 根魚や底物向き
目通し

目通しは生きエサの目の縁から反対の目の縁に針を通して掛ける方法で、大物釣りで使用されることの多いエサの付け方になります。

  • つけ方が難しい
  • エサ持ち良好
  • よく泳ぐ
  • 生きエサの大きさが必要

上記したように生きエサの付け方は、それぞれメリットやデメリットがあるので、狙ったターゲットの捕食パターンに合わせて、生きエサの付け方を変えることで、釣れる確率は高くなるでしょう。

釣れる確率を上げる泳がせ釣りの7つのコツ

ここでは、泳がせ釣りで釣れる確率を上げるためのコツを7つご紹介していきますので、泳がせ釣りで釣れる確率を上げることができるよう参考にしてみてください。

常に元気のある生きエサを使う

泳がせ釣りで釣れる確率を上げる一つ目のコツは、「常に元気のある生きエサ」を使うことです。

泳がせ釣りでは、投入した生きエサが海中を泳ぎ回り、ターゲットにアピールすることでバイトを誘う釣りです。

そのため、弱って泳ぎ回らない生きエサでは、アピール力が弱く、ターゲットから魅力的に見えません。

生きエサに元気があるかどうか確かめる方法としては、

  • 竿先の反応を見る
  • 竿を手に持ち反応を見る
  • ラインに手で触れて反応を見る

といった方法があり、反応を感じ取れない、弱いと感じた時には適切に交換することで、釣果につながりやすくなります。

魚種に合わせた仕掛け選び

泳がせ釣りで釣れる確率を上げる二つ目のコツは、「魚種に合わせた仕掛け選び」です。

泳がせ釣りでターゲットとなる青物や根魚、底物は、それぞれエサの食い方に違いがあります。

魚種による捕食方法の違い
  • 青物=海水とエサを一緒に吸い込む
  • 根魚・底物=噛みつきながら飲み込む

そのため、針の掛け方によっては口の中に仕掛けが入らず、フックアウトやエサのすっぽ抜けが多くなり、釣れる確率は低くなってしまいます。

解決するためには、孫針や孫鈎と呼ばれるアシストフックのような針が備わった、魚種に合わせた仕掛けを選ぶことが重要になり、釣れる確率を高めるコツとなります。

泳がせ釣りで使用する仕掛けについて詳しく知りたい方は、下記記事がおすすめです。

【2024年最新】船からの泳がせ釣りにおすすめ仕掛け7選!青物やヒラメなど魚種別で紹介!

泳がせ釣り専用竿の選択

泳がせ釣りで釣れる確率を上げる三つ目のコツは、「泳がせ釣り専用竿」を選択することです。

例えば、泳がせ釣りでヒラメを狙う場合には、底から50センチまでの範囲に生きエサをキープしておく必要があり、底から離れすぎてしまうとヒラメは食いにくくなります。

ヒラメ狙いのポイント
  • 底から50センチ程度が適正範囲
  • 適正範囲での生きエサのキープが重要

特に船からの泳がせ釣りでは、波の影響で船が左右に傾き、どうしてもヒラメの適正範囲である底から50センチをキープできません。

そんな時に、ヒラメ用の専用竿であれば、底から50センチの適正範囲をキープしやすいように設計されているため、ヒラメがバイトしやすい状況を作ることができます。

泳がせ釣りヒラメ用竿の特徴
  • 3メートル程度の長尺竿
  • 調子:6:4~7:3

このように、泳がせ釣りでは専用竿を使用することで、釣果に差が出ることが多いので、釣れる確率を上げるコツの一つであるといえます。

泳がせ釣りにおすすめの竿が知りたい方は、下記記事がおすすめです。

船からの泳がせ釣りにおすすめの竿10選!重要なのは選び方の基準を知ることです!

仕掛けの回収頻度は少なく

泳がせ釣りで釣れる確率を上げるための四つ目のコツは、「仕掛けの回収頻度を少なくする」ことです。

なぜなら、泳がせ釣りで使用する生きエサが弱る理由の一つが急激な水深の変化や必要以上の仕掛けの動きだからです。

もちろん、生きエサであるアジなどは水深の変化には対応していますが、短時間に何度も仕掛けを回収することで目に見えて弱ってきます。

泳がせ釣りにおいては、常に元気のある生きエサを使用することが釣れる確率を上げることは間違いありませんが、仕掛けを回収し何回も確認することは逆効果となります。

そのため、生きエサの状態をしっかりと見極め、適切に交換することが重要です。

指示棚を外さない

泳がせ釣りで釣れる確率を上げる五つ目のコツは、「指示棚を外さない」ことです。

船からの泳がせ釣りでは、船長の指示のもと、ベイトがいる水深を狙って仕掛けを投入していきますが、指示された水深と仕掛けがマッチしていなければ、釣れる確率は低くなります。

指示棚に合わせるときには、胴付き仕掛けの一番下にあるオモリを基準に、ハリスがどこにあるのかを把握し、しっかりと反応が出ている水深に合わせます。

底物を狙う時には、オモリをつなぐ捨て糸をカットするなどして、なるべく底に近い位置に生きエサが留まるよう調整を行ってください。

早合わせ厳禁

泳がせ釣りで釣れる確率を上げるための六つ目のコツは、「早合わせ厳禁」ということです。

なぜなら、泳がせ釣りで早合わせをしてしまうと、針掛かりが浅かったり針自体がかかっておらず、すっぽ抜けることが多くなるからです。

泳がせ釣りでの合わせ方
  • 前あたりがくる→ここでは合わせない
  • 本あたりがくる→ここで合わせる

このように、前あたりで合わせを入れるのではなく、本あたりで竿が食い込むまで待ってしっかりと合わせを入れることで、釣れる確率は高くなります。

そのため、早合わせをすることなく、食わせの間を待つことで釣果は確実に変わるので、コツとして覚えておきましょう。

マッチザベイト

泳がせ釣りで釣れる確率を上げるための七つ目のコツは「マッチ・ザ・ベイト」です。

マッチ・ザ・ベイトとは、ターゲットが捕食しているベイトにルアーなどを合わせる(似せていく)釣法ですが、生きエサが必要になる泳がせ釣りにおいてもマッチ・ザ・ベイトの効果は抜群です。

しかし、実際に生きたエサが必要になる泳がせ釣りでは、マッチ・ザ・ベイトは難しいのが現状です。

泳がせ釣りでマッチザベイトが難しい理由
  • 実際に釣り始めないとベイトが何か分からない
  • 生きエサの確保が難しい

そのため、泳がせ釣りでマッチ・ザ・ベイトを考えるのであれば、複数の生きエサを購入するか、現地調達で確保するしかありません。

しかし、エサの確保ができるのであれば、釣果は確実に変わるので、マッチ・ザ・ベイトは泳がせ釣りで釣れる確率を上げるためのコツとなります。

バイトしやすい状況を演出することが泳がせの極意!

遊漁船や2馬力ボートで10年以上泳がせ釣りをしてきた経験から得た極意は、「バイトしやすい状況を演出」することです。

バイトしやすい状況を演出するとは、ターゲットから見て魅力的に映るように、物理的に生きエサの位置を調整して誘いをかけるということです。

具体的な誘い方としては、ベイトの反応の外にあえて生きエサを出して、ターゲットに誘いをかけていきます。

仮に、ベイトの反応が40m〜50mに出ている場合、50mよりも1m〜2m程度深く仕掛けを下げて、ベイトの群れからはぐれて弱ったベイトを演出していきます。

食いが立った状態のターゲットであれば、ベイトの群れに向かって突入し捕食するので、指示棚に生きエサがあれば釣れる確率は高くなりますが、そんな食い気のあるターゲットばかりではありません。

食い気のないターゲットの気持ち
  • 群れに突入して食べるほど空腹では…
  • 追いかけるのめんどくさいな…

こんな気持ちのターゲットは迷いながら、群れの周りを回遊して捕食しようかどうか迷っています

そんな時に、群れから離れ一定の範囲内を泳ぎ回る捕食しやすそうな生きエサを目にすれば、反射的にバイトするきっかけになります。

泳がせ釣りは生きエサ任せの釣りではありますが、そこにほんの少し手を加えるだけで、釣れる確率はさらに上がります。

そのため、泳がせ釣りでは「バイトしやすい状況を演出する」ことが重要なポイントであり、極意だといえるでしょう。

泳がせ釣りにおすすめのタックルの基準は?

泳がせ釣りで使用するタックルの基準は、ターゲットとなる魚種によって変わるため、魚種に合わせて基準が変わります。

青物やマグロ
  • 長さ:1.5m~
  • 道糸:PE2~6号
  • おもり:100号~
ヒラメやマゴチなどの底物
  • 長さ:2.3m~
  • 道糸:PEライン2~4号
  • おもり:50号~
クエやハタなどの根魚
  • 長さ:1.5m~
  • 道糸:フロロカーボン10号~
  • おもり:50号~

また、泳がせ釣りでは専用の竿やライン、リール選びなども釣れる確率を上げるためには重要で、泳がせ釣り用のタックルを選ぶ必要があります。

泳がせ釣り用のタックルは、ターゲットとなる魚種に合わせて最適に設計されているため、余裕をもってやり取りができるでしょう。

例・青物用泳がせ釣り用のタックル基準
  • 青物の引きに負けないパッドパワーに優れたロッド
  • ガイドが頑丈なロッド

泳がせ釣りでは、魚種に合わせた基準を理解して、タックルを選ぶことが重要になります。

購入後に後悔することがないよう、しっかりと厳選して選びましょう。

コツをつかんで規格外の大物を狙おう!

泳がせ釣りの魅力は「規格外の大物」を簡単な仕掛けで、誰でも狙うことができることです。

一般的に大物は警戒心が強く、釣り上げることが難しいとされていますが、普段から捕食している生きたエサを使用することで、警戒心が薄くなり、高確率で大物が釣れます。

もちろん、生きエサ任せの釣り方では、食い気のないターゲットには通用しないことがあるので、しっかりとコツをつかむ必要はありますが、コツを知っていればどんな状況でも対応できるようになるため、釣れる確率は高くなります。

私自身、2馬力ボートという免許もいらないような小さなボートを所有し、泳がせ釣りやジギング、タイラバなど多くの釣り種で楽しんでいますが、大物が釣れる確率が高いのが泳がせ釣りです。

実際に、2馬力のボートでの泳がせ釣りで、98cmのブリ座布団ヒラメなどが釣れています。

このように、泳がせ釣りは誰でも簡単に大物を釣ることができる可能性がある魅力的な釣り種です。

釣り上げる確率を上げるために、コツをしっかりと理解して実践していきましょう。

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まとめ

泳がせ釣りで釣れる確率を上げるためには、生きエサの付け方が重要であり、ターゲットの捕食パターンに合わせた付け方が必要になります。

そして、泳がせ釣りのコツである

  • 常に元気のあるエサを使う
  • 魚種に合わせた仕掛け選び
  • 泳がせ釣り専用竿の選択
  • 仕掛けの回収頻度は少なく
  • 指示棚を外さない
  • 早合わせ厳禁
  • マッチザベイト

上記7つのコツを意識して泳がせ釣りをすることで釣果は伸びていき、バイトしやすい状況を演出する極意を意識することで、さらに釣れる確率は高くなるでしょう。

また、泳がせ釣りに必要な基準を満たしたタックルを使用することでキャッチ率も高くなるので、タックル選びはしっかりと行い、規格外の大物を狙ってください。

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