【2025年最新】スロージギングにおすすめのリール11選！水深に合った選び方とロッドの組み合わせ！

スロージギングは、オフショアゲームにおいて非常に人気の高い釣りスタイルであり、適性のあるリールも数多くあるため、選びにくいと感じることがありますよね。

しかし、選び方をしっかりと理解せずに選んでしまうと、購入後に「使いにくい」と感じてしまうことも少なくありません。

そこで本記事では、マイボートや遊漁船で15年以上スロージギングを楽しんできた経験をもとに、おすすめのリールの選び方や厳選したおすすめリールをご紹介していきます。

また、近年人気のある電動スロージギングにおすすめのリールについても解説していますので、ぜひ参考にしてください。

スロージギングとは？

スロージギングは、メタルジグを使ってゆっくり誘い魚にアプローチする人気のルアーフィッシングです。

ロッドのしなりを生かしてジグを持ち上げ、自然に沈める「フォール」の動作でバイトを誘うため、ジグの動きやアタリをしっかりと感じ取れるタックルが必須です。

スロージギングのタックルに必要な基準は、ジグを効率的に動かせる反発力や、しなやかさと粘り強さのあるブランクスを備えたロッドに、操作性や感度に優れたリールとの組み合わせが重要になります。

そのため、スロージギングではロッドだけでなく「リール選び」も釣果を左右する重要なポイントとなり、巻き取りスピードやフォールのコントロール、深場の探りやすさなど、スロージギングの要件を満たしたリール選びが重要です。

スロージギング用リールの選び方

ここでは、スロージギング用リールの選び方について解説していきます。

ベイトリールが最適

スロージギングには、「ベイトリール」が最もマッチします。

ベイトリールとスロージギングの相性が良い理由は、スロージギングが「ゆっくり見せて喰わせる」釣法であり、そのキモとなるフォールやジグの挙動を自在に操れるのがベイトリールだからです。

スロージギングにベイトリールがマッチする理由

• ジグ操作に最適な構造
• フォール制御しやすい

まず、スロージギングでは、ジグをゆっくりフォールさせることで魚に「弱ったベイト」を演出しますが、クラッチ操作で即座にフォールを止めたり再開できるベイトリールは、アタリを逃しにくいというメリットがあります。

また、構造上ラインとリールが一直線につながっているため、ロッドからダイレクトにアクションが伝わり、ジグの操作性にも優れます。目視できるスプールは、ラインの放出量管理も容易に行えます。

さらに、ラインキャパシティも多く、巻き取りパワーも強いため、不意の大物であっても安心してやり取りできます。

このように、スロージギングにおいてベイトリールは非常に相性の良い組み合わせなので、自身のフィッシングスタイルに合ったスロージギング用リールをしっかりと選びましょう。

水深に合った番手で選ぶ

水深の目安	推奨リール番手（シマノ）	推奨リール番手（ダイワ）	使用ライン（PE）
浅場（50～100m）	300番 / 1000〜1500番台	300番 / 15番	1.5～2号（200m前後）
中深場（100～200m）	1500〜2000番台	15番前後	2～3号（300m前後）
深場（200m以上）	2000〜3000番台	30番クラス	3～4号（400m以上）

スロージギング用リールは、「水深に合った番手」で選ぶことが重要なポイントです。

浅場（50～100m）

浅場（50～100m）では中小型魚がメインのため、小型リールが最適。シマノなら300番または1000～1500番台、ダイワでは300番や15番クラスが使いやすく、軽量で長時間の釣りでも疲れにくいのでおすすめです。

ラインはPE1.5〜2号を200m巻ける程度で選ぶと使いやすいでしょう。

中深場（100～200m）

中深場（100～200m）ではライン量と巻き上げ力のバランスが重要です。

シマノの1500〜2000番、ダイワの15番前後の中型機種が適しており、PE2〜3号が300mほど巻けるスペックを目安に選びましょう。

中深場で使用できるリールは、汎用性があるため使用する状況が決まっていない、浅場から深場まで対応できるリールが欲しいという方は、中深場対応リールを選ぶと使いやすいでしょう。

深場（200m以上）

深場（200m以上）を攻める場合は、大型魚とのやりとりにも対応できるパワー重視のリールが必要になります。

シマノなら2000～3000番、ダイワなら30番クラスで、PE3〜4号を400m以上巻けるモデルが安心です。

HG(ハイギア)orPG(パワーギア)

スロージギングで使用するリールのギア比は、HGの方が対応できる状況も多くおすすめです。

理由としては、手返しの速さや感度の高さで、特に水深のあるエリアでは、一回転の巻き上げ量が多いHGタイプの方が効率的に誘いをかけることができるためです。

しかし、100センチを超えるような大型魚がターゲットの場合、HGではパワー不足になる可能性もあり、PGの方がおすすめできる場合もあります。

そのため、スロージギング用リールのギア比は、狙う魚種やサイズ、水深によって選ぶことが重要です。

大手メーカーがおすすめ！

スロージギングに使用するリールは、「大手メーカー」で選ぶことをおすすめします。

理由としては、大手メーカーのリールはスロージギングの実釣において、使いやすさや性能がしっかりと検証されており、使用者も非常に多いため、使用感などの情報を入手しやすいからです。

もちろん、大手メーカーでなくてもスロージギングに特化した、非常に使いやすいリールもありますが、「使用者の数＝情報」であるため、初めてスロージギング用のリールを選ぶなら、情報の多い製品のほうが選びやすく、失敗も少なくなります。

そのため、スロージギング用のリール選びで迷ったときには、大手メーカーである「シマノ」や「ダイワ」などのベイトリールを中心に選ぶとよいでしょう。

スロージギングにおすすめのリール11選

モデル名	適性水深	特徴／適性の違い
グラップラー 300HG	浅場〜中深場（〜120m）	軽快な巻きとトルクのバランスが良く、ライト～ミドルスロージギングに対応。
オシアジガー 1500HG	中深場（〜150m）	剛性の高いフレームに高速巻き取り。テンポ重視の釣りにおすすめ。
トリウム 1500HG	中深場（〜150m）	コスパ重視モデルながら中型青物まで対応可能。初心者にも扱いやすい。
キャタリナ 15H-SJ	中深場（〜150m）	軽量かつ高剛性でジグ操作が快適。スロー専用設計。
ソルティガ 15H-SJ	中深場（〜150m）	キャタリナの上位互換。巻きの滑らかさと耐久性が魅力。
ソルティガ IC 300H-SJ	中深場（〜200m）	カウンター・ICブレーキ搭載。レンジ攻略と安定した巻き操作が両立。
オシアジガー Fカスタム 2000NRHG	中〜深場（100〜200m）	フォールレバー搭載。ジグの沈下制御に優れ、潮流攻略に強い。
オシアコンクエストCT 300	中〜深場（〜200m）	カウンター付き高剛性リール。巻きトルクとレンジ管理性が秀逸。
25ソルティガ 300	中〜深場（〜200m）	モノコックボディで剛性抜群。青物や大型根魚狙いに最適。
ソルティガ 35	深場（200m〜）	トルク重視の設計で、重ジグ＆大物対応。深場攻略に信頼性あり。
ブルーヘブン L50 Pw/R-LB (22) CFリミテッド	深場（200〜250m）	高精度・高剛性リール。プロも愛用する深場向け高性能モデル。

ここでは、スロージギングにおすすめのベイトリールを厳選して11機種ご紹介します。リールと相性のよいロッドもあわせて紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

【シマノ】グラップラー300HG

ギア比	最大ドラグ力	自重(g)
6.2	7	325
糸巻量PE(号-m)	最大巻上長(cm/1回転)	適性水深
2-380/3-250/4-190	84	浅場〜中深場（〜120m）

ミドルクラスながら実釣性能は高い！

シマノ【グラップラー300HG】は、巻きの滑らかさとパワーを両立したスピード重視のハイギアモデル。

浅場〜中深場（〜120m）でのスロージギングに最適で、軽快な巻きとトルクのバランスが良く、スローピッチの誘いにも対応しやすいです。潮流のあるエリアでも手返しよくジグを操作でき、テンポの良い釣りが展開可能。

コストパフォーマンスも高く、入門〜中級者にとって非常に扱いやすい万能リールです。

おすすめロッド組み合わせ

グラップラー 300HGに組み合わせたいロッドは、「グラップラー タイプスローJ B66－1」。

浅場〜中深場向きで軽量ジグを繊細に操れる番手がベスト。軽快な巻きとバランス良好で長時間の釣りでも疲れにくいことがおすすめの理由。

【シマノ】オシアジガー 1500HG

ギア比	最大ドラグ力	自重(g)
6.4	7	405
糸巻量PE(号-m)	最大巻上長(cm/1回転)	適性水深
2-500/2.5-400/3-320	97	中深場（〜150m）

巻きの軽さと滑らかさを両立！

シマノの【オシアジガー 1500HG】は、水深100〜150mの中深場で、テンポの良いスロージギングを展開したい方におすすめ。

巻き始めの軽さに優れており、ジグのアクションをリズムよく演出できます。滑らかなドラグ性能も良好で、不意の大物にも対応可能です。

おすすめロッド組み合わせ

「オシアジガー 1500HG」に組み合わせたいロッドは、「オシアジガー∞ モーティブ B610-2」。

中深場でスピード重視の釣りに好適で、高剛性ロッドとの組み合わせでキレのあるワンピッチが可能になります。

【シマノ】トリウム 1500HG

ギア比	最大ドラグ力	自重(g)
6.3	7	435
糸巻量PE(号-m)	最大巻上長(cm/1回転)	適性水深
2-500/2.5-400/3-320	97	中深場（〜150m）

高性能エントリーモデル！

金属製の強化ボディによりコスパを意識しながら高い剛性と耐久性を実現。最大ドラグ力は10kgとパワーも十分。巻き上げもスムーズで、青物にも対応できる性能が魅力。

中深場でのスロージギングにおいて、特にコストを抑えつつ性能を求めたい方に最適。巻き取りスピードとパワーのバランスが良く、ビギナーのステップアップにも向いています。

おすすめロッド組み合わせ

「トリウム1500HG」に組み合わせたいロッドは、「グラップラー タイプスローJ B66-2」。

コスパを重視しながら、しっかり曲がって戻る「グラップラー タイプスローJ B66-2」との組み合わせにより、ジグの操作性と感度が向上します。

【ダイワ】キャタリナ 15H-SJ

ギア比	最大ドラグ力	自重(g)
6.4	8	485
糸巻量PE(号-m)	最大巻上長(cm/1回転)	適性水深
1.5-600/2-500	99	中深場（〜150m）

マッチ ザ スロージギング！

ダイワ「キャタリナ 15H-SJ」は、スロージギング専用モデルで、軽量アルミフレームと大径ギアによりトルクのある巻き心地が特徴でドラグ力も8kgあり、ファイト時の安心感もあります。

中深場での細かいジグ操作に適しており、1日中しゃくっても疲れにくい設計。フォール中のアタリを感じ取りやすく、感度と操作性の高さがスロージギングに非常にマッチします。

おすすめロッド組み合わせ

「キャタリナ15H-SJ」に組み合わせたいロッドは、「ブラストスロージギング63B-3」。

中深場向きで、パワーと軽さのあるロッドで巻き上げ疲労を軽減し、操作性とバランスが良くリールとの相性も抜群です。

【ダイワ】ソルティガ 15H-SJ

ギア比	最大ドラグ力	自重(g)
7.1	8	480
糸巻量PE(号-m)	最大巻上長(cm/1回転)	適性水深
2-600/3-400/4-300	115	中深場（〜150m）

安定のソルティガ！

ダイワの「ソルティガ 15H-SJ」は、キャタリナ15H-SJの上位互換モデルで、アルミ製高剛性ボディにより、より滑らかな巻き心地と高耐久を実現し、ソルティガシリーズならではの安心感があります。

中深場での中型〜大型魚に対応でき、ジグの挙動を正確に伝える巻き感度の高さが魅力。細かい誘いやフォール主体の釣りにも向いており、スロージギングに最適化されたハイスペックモデルです。

おすすめロッド組み合わせ

ソルティガ15H-SJに組み合わせたいロッドは、「SALTIGA SJ 61B-4」。

深場・潮流・大型魚にも対応できるパワーとレスポンスの両立し、ロッドの粘りと高感度設計に、リールの巻き取りスピード・剛性がマッチします。

【ダイワ】ソルティガ IC 300H-SJ

ギア比	最大ドラグ力	自重(g)
7.3	10	405
糸巻量PE(号-m)	最大巻上長(cm/1回転)	適性水深
1.2-600/1.5-500/2-400/2.5-300/3-250	98	中〜深場（〜200m）

ICカウンターが優秀！

ダイワの「ソルティガ IC 300H-SJ」は、ICカウンター搭載で水深とフォール距離を視覚化でき、ジグのレンジコントロールがしやすい高機能モデル。高剛性＆ハイギアで巻き上げもスピーディー。

水深100〜200mの中深場で特に力を発揮し、レンジを正確に攻める必要がある場面に強い。潮流の変化やフォール中のアタリを正確に捉える高感度性能と、タフな巻き性能の両立が魅力です。

おすすめロッド組み合わせ

ソルティガIC300H-SJに組み合わせたいロッドは、「ソルティガ SJ 61B-4」。

パワーロッドとハイパワー＆カウンター付きリールの組み合わせにより、深場・中層攻略・大型狙いを効率的に展開可能。高感度ロッドでジグアクションを明確に感じ取りつつ、　ICカウンターで棚ズレのない精密な攻めができます。

【シマノ】オシアジガー Fカスタム 2000NRHG

ギア比	最大ドラグ力	自重(g)
6.2	10	605
糸巻量PE(号-m)	最大巻上長(cm/1回転)	適性水深
3-400/4-300/5-220	117	中〜深場（〜200m）

フォール特化！

シマノの「オシアジガー Fカスタム 2000NRHG」フォールレバーを搭載したスロージギング専用モデル。ジグの沈下速度を自在にコントロールできるため、潮流の変化に即応できます。

水深100〜200mの中深場から深場まで、落とし込みと巻きの両方に高精度な操作を求める釣りに最適。ジグの滞空時間を調整しながら、食わせのタイミングを演出できるのが最大の強み。

おすすめロッド組み合わせ

「オシアジガー モーティブ B610-3」とFカスタム 2000NRHGは、中深場の青物ジギングに最適な組み合わせ。

繊細な誘いや中層のトリッキーな操作に長けたロッドに、フォールレバーと高速巻きで自在な緩急を演出できるリールがマッチします。

【シマノ】オシアコンクエストCT300HG

ギア比	最大ドラグ力	自重(g)
6.2	7.5	395
糸巻量PE(号-m)	最大巻上長(cm/1回転)	適性水深
1.5-500/2-380/3-250	84	中〜深場（〜200m）

汎用性も高い！

シマノの「オシアコンクエストCT300HG」は、ICカウンター付きで巻き感度が非常に高く、スムーズな巻き上げと正確なレンジ把握が両立しており、最大ドラグ力も7kgと十分。

中深場での正確なジグ操作が求められる場面に強く、フォールと巻きのバランスを視覚的に調整可能。操作性・汎用性・快適性が高水準でまとまった一台で、ライト〜ディープスローまで対応します。

おすすめロッド組み合わせ

「グラップラータイプスローJB66-3」とオシアコンクエストCT300HGは、操作性と精度に優れたスロージギングタックル。

ロッドのしなやかな曲がりと復元力がジグに生命感を与え、リールのハイギアとカウンター機能で狙った水深を正確に攻められます。

【ダイワ】25ソルティガ300H

ギア比	最大ドラグ力	自重(g)
7.3	10	420
糸巻量PE(号-m)	最大巻上長(cm/1回転)	適性水深
1.5-500/2.0-400/3.0-250	100	中〜深場（〜200m）

ダイワの「25ソルティガ300H」は、モノコックボディで剛性・防水性能ともに非常に高いモデル。大径ドライブギアと高耐久ドラグを備え、力強い巻きと安定したファイトが可能。

水深150〜200mの深めのポイントや、大型魚がターゲットの場面でその真価を発揮。重ジグを用いたスローな誘いにもスムーズな巻き出しで対応し、深場でも信頼できるタフな性能が魅力です。

おすすめロッド組み合わせ

「ソルティガ SJ 61B-5」と25ソルティガ300Hは、パワーと操作性を兼ね備えたスロージギングタックルで、ロッドは300g超のジグにも対応する高負荷設計、大型青物の突っ込みにも対応。

ロッドの粘りとリールの巻き上げ力が融合し、深場や潮流の強いポイントでも安定したジグ操作が可能です。

【ダイワ】ソルティガ 35

ギア比	最大ドラグ力	自重(g)
5.1	13	705
糸巻量PE(号-m)	最大巻上長(cm/1回転)	適性水深
3-600/4-500/6-300	104	深場（200m〜）

ダイワの「ソルティガ 35」は、モノコックボディで剛性・防水性能ともに非常に高いモデル。大径ドライブギアと高耐久ドラグを備え、力強い巻きと安定したファイトが可能。

水深200m～の深めのポイントや、大型魚がターゲットの場面でその真価を発揮。重ジグを用いたスローな誘いにもスムーズな巻き出しで対応し、深場でも信頼できるタフな性能が魅力です。

おすすめロッド組み合わせ

「ソルティガ SJ 61B-5」とソルティガ 35は、深場や遠征ジギングに最適なヘビータックルの組み合わせ。

300g超のジグも自在に操作できるロッドに、強力な巻きトルクと大容量ラインを備えたリールが絶妙にマッチし、大型青物や根魚狙いにおいて、操作性と安心感の両立が魅力の組み合わせです。

【スタジオオーシャンマーク】ブルーヘブン L50 Pw/R-LB (22) CFリミテッド

ギア比	最大ドラグ力	自重(g)
5.3:1	10	515
糸巻量PE(号-m)	最大巻上長(cm/1回転)	適性水深
1.5‐1200/2‐1000/3‐650/4‐450	93	深場（200m〜）

スタジオオーシャンマークの「ブルーヘブン L50 Pw/R-LB (22) CFリミテッド」は、スロージギング用に特化した高剛性・高トルクモデル。

パワーギアとレバーブレーキによるジグの操作性は中深場で特に真価を発揮し、アカムツやハタなどの根魚攻略に最適です。

カスタムファクトリーモデルならではの高性能ベアリングやドラグ性能も魅力で、信頼性と快適さを両立した一台です。

おすすめロッド組み合わせ

「ソルティガ SJ 61B-6」とブルーヘブンL50Pw/R-LB（22）は、超大物対応のスロージギングに最適な組み合わせ。

500g近いジグも正確に操れるロッドに、強靭な巻きトルクと精密な操作性を備えたリールがマッチ。
キハダやカンパチなど大型魚との真っ向勝負で、信頼できるタックル構成です。

電動スロージギングという選択肢

スロージギングは「電動リール」でも楽しむことが可能で、時には有利になる場面もあります。

電動リールが選択肢として挙がるのは、水深100メートル以上の「ディープエリア」や「潮流の速いエリア」、「長時間の釣行」などです。

まず、水深100メートルを超えるディープエリアでは、ジグの巻き上げだけでも体力的に大きな負担となるため、長時間の釣行では電動リールが欠かせません。

また、潮流の速いエリアでも、一定速度での巻き上げやフォールを可能にする電動リールの特性が、スロージギングの釣法とマッチします。

このように、スロージギングでは電動リールを使うことで、ジグを魅力的に見せたり、体力面をサポートする利点がありますが、コストやバッテリーの準備といったデメリットもあるので、自分の釣りスタイルに合わせて選びましょう。

水深別スロージギングにおすすめの電動リール3選

水深	リール名	特徴とおすすめ理由
浅場（〜100m）	フォースマスター 600DH	軽量＆操作性重視。手巻き感覚でスローな誘いが可能。
中深場（100〜200m）	シーボーグ 200JL-SJ	スロージギング特化設計。フォールと操作の安定感◎。
深場（200m〜）	ビーストマスター 2000EJ	圧倒的パワーとEJモードで深場攻略に最適。

ここでは、スロージギングに最適なおすすめの電動リールを厳選してご紹介していきます。

浅場（〜100m）：【シマノ】フォースマスター 600

ギア比	最大ドラグ力	自重(g)
6.5	10	490
糸巻量PE(号-m)	最大巻上長(cm/1回転)	実用巻上持久力(Kg)
2-300/3-200	67	6

コンパクトながらパワフル！

シマノの「フォースマスター 600」は、最大ドラグ力10kg・自重490gと非常に軽量で、手巻き感覚に近い操作性が魅力のモデル。

100〜200g程度のジグを使う浅場の青物・根魚狙いに最適で、左右ハンドル切り替え可のダブルハンドル仕様、巻き上げ力は必要十分で、ピッチコントロールもでき、スロー系の細かい誘いやフォールも繊細に演出できます。

電動のメリットを活かしながら、スロージギングらしい誘いも両立できる軽快な1台です。

中深場（100〜200m）：【ダイワ】シーボーグ　G300J

ギア比	最大ドラグ力	自重(g)
6.0	16	575
糸巻量PE(号-m)	最大巻上長(cm/1回転)	実用巻上持久力(Kg)
3-400/4-300/5-230	83	14

JOGパワーレバーが優秀！

ダイワの「シーボーグ G300J」は、スロージギングに適した電動リールとして人気の電動リールで、コンパクトながら高トルクのモーターを搭載しており、深場からの巻上げにも十分対応できるスペックが魅力。

JOGパワーレバーにより、ロッドをしっかり握ったまま片手で細かい巻上げ調整ができ、スロージギング特有の緩急ある誘いにも柔軟に対応します。

深場（200m〜）：【シマノ】ビーストマスター 2000

ギア比	最大ドラグ力	自重(g)
5.1	15	690
糸巻量PE(号-m)	最大巻上長(cm/1回転)	実用巻上持久力(Kg)
3-500/4-400/5-300	70	9.5

NEW EJモードが優秀！

シマノ「ビーストマスター2000」は、専用ブラシレスモーター「GIGA-MAX MOTOR」を搭載し、高トルクかつ高耐久を実現した電動リールです。

瞬時の巻き上げと停止が可能で、電動ジギングや中深場攻略に優れた操作性を発揮。特にNEW EJモードでは、ブリやビンチョウなどの電動スロージギングにおいて繊細な誘いと自動アクションを両立。

PE4号400mの糸巻き量と強化ギアにより、深場でも安心してファイトできます。

まとめ

スロージギングは、ロッドの反発力を生かしたジグの動きや、その後のフォールの動作でバイトを誘う釣りであり、フォール時の操作感やアタリの分かりやすさ、ラインの管理がしやすい「ベイトリール」を選択することが釣果につながります。

スロージギング用のベイトリールを選ぶ際には、水深に合った番手で、大手メーカーのリールを選ぶと失敗しにくいでしょう。

また、スロージギングでは状況によって電動リールも選択肢の一つとなるため、自身のフィッシングスタイルに合ったリールを選びましょう。