【2024年最新】2馬力/ミニボートにおすすめの携行缶5選!選び方と輸送時の注意点

2馬力ボート
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ガソリン携行缶は、2馬力ボートやミニボートには欠かせないアイテムですが、種類が多く、どれを選べばよいのか悩みますよね。

しかし、しっかりと基準を理解して選ばないと、後々後悔してしまう可能性もあるでしょう。

そこで、この記事では、2馬力ボート歴15年以上の経験から、おすすめのガソリン携行缶を厳選してご紹介します。

また、選び方についても解説していますので、参考にしてください。

そいた

・釣り歴=30年以上
・2馬力ボート歴=15年以上
・得意な釣り=ジギング
       泳がせ釣り
・使用艇=DSー110L3
・運搬方法=軽トレーラー

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2馬力ボートに携行缶が必要な理由

広範囲を探ることによる釣果

2馬力ボートで釣りを楽しむためには、燃料を持ち運びできる「携行缶」が必須になります。

なぜなら、2馬力エンジンの燃料タンクはどのメーカーも約1リットル程度の容量しかなく、フルスロットルで1時間程度しか航行できないからです。

私自身、2馬力ボートで海釣りを楽しんでいますが、平均速度は6~7キロ程度しかありません。仮に携行缶で燃料を持ち込んでいなければ、半径3キロ程度の範囲しか探ることができません。

さらに、同じポイントを探る際にはエンジンをかけたまま何度も行き来するため、携行缶がないと航行範囲はさらに狭まり、釣果を上げることが難しくなるのは明らかです。

そのような状況では、航行範囲に制限がなくどこまでも航行できる2馬力ボートのメリットはなくなり、燃料切れを常に意識した狭い範囲でしか釣りをできなくなります。

また、安全面を考慮しても、燃料切れによる漂流を防ぐために、2馬力ボートにとって携行缶はなくてはならないアイテムであり、最優先で準備すべきものといえるでしょう。

2馬力ボートの航行範囲や出船できる条件について、詳しく知りたい方は下記の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。

【重要】2馬力ボートはどこまで行ける?出船できる波高や風速とは?

携行缶の選び方

ここでは、2馬力ボートに必要な携行缶の選び方について解説していきますので、携行缶の選びの参考にしてください。

消防法に適合した携行缶を選ぶ

2馬力ボートに必要な携行缶選びで一番重要なことは、「消防法適合品」を選ぶことです。

なぜなら、2馬力エンジンに使用する燃料はガソリンであり、取り扱いや保管方法によって命にかかわる危険性があるからです。

消防法適合品とは、公的な検査機関で厳しい試験および検査を受けて合格した消防用機械器具等のことで、使用する上でガソリンの運搬に適した携行缶であることが証明されたものです。

性能が証明された携行缶には「UN規格」と表記され、この表記のない携行缶への給油は本来行うことはできません。

仮にコストを重視し、消防法適合品以外の携行缶を使用すると、気化したガソリンが漏れて引火したり、そもそも気密性すら保証されていない可能性があります。

そのため、自身の命にかかわるような重要な携行缶は、「消防法適合品」を必ず選んでください。

素材

携行缶として使用される素材には、「ステンレス」「アルミ」「ポリエチレン」「スチール」の4つがあります。おすすめの素材は、ステンレス、アルミ、ポリエチレンです

この素材がおすすめの理由は、「サビない」携行缶が2馬力エンジンにとって最も重要だからです。

私が最初に購入した携行缶は、ホームセンターで手に入るスチール製のものでした。しかし、いつの間にか内部がサビてしまい、知らないうちに燃料ホースやフィルターを詰まらせ、さらにサビがキャブレターにまで到達していました。

キャブレターに到達したサビは、フロートの動きを阻害したり、ノズルを詰まらせたりして、エンジンの始動に支障をきたすほどでした。

そのような状況で海上で釣りをすることは危険で、エンジンが動かないまま漂流するリスクも大いにあります。

そのため、最初からサビることのないステンレス、アルミ、ポリエチレン製の携行缶を選び、エンジントラブルを未然に防ぎましょう。

仮にスチール製のガソリン携行缶を選ぶのであれば、1年に一回ペースでの定期的な交換をおすすめします。

容量

2馬力ボートやミニボートに必要な携行缶は、「容量」をしっかりと考えて選ぶ必要があります。

現在販売されている携行缶で、2馬力ボートやミニボートにおすすめの容量は1リットルから5リットルです。この中から、自身のフィッシングスタイルに合ったものを選びましょう。

参考までに、私の2馬力ボートはFRP製で、トーハツ製のエンジンを使用しています。常に2人で乗船し釣りをする際の総重量は「220~240キロ」程度です。

この条件で、5リットルの予備燃料を持ち込み、朝6時に出船して夕方3時に帰港する場合、1リットルほど燃料が余ります。空になったことは一度もありません(※ドテラ流しのため、常にフルスロットルではない)。

釣行時間に基づき、必要容量を余裕を持って計算すると、以下のようになります。

  • 釣行4時間=約2リットル(1L×2本)がおすすめ
  • 釣行6時間=約3リットル(1L×3本)がおすすめ
  • 釣行10時間=約4リットル(5Lタンク)がおすすめ

移動時間が長くなる場合もあるため、5リットルの予備燃料を持ち込むことで、一日中の釣行でも安心して楽しむことができるでしょう。

ただし、2ストロークエンジンは4ストロークエンジンに比べて燃費が悪いので、5リットル+1リットル程度の予備の燃料を持ち込むことをおすすめします。

車両でガソリンを輸送する際の決まり事

ガソリンを携行缶で輸送する際には、定められた法律に従って行う必要があり、下記の決まり事を守る必要があります。

車両ガソリン輸送の決まり事
  • ガソリンの車両輸送は金属製携行缶のみ
  • 携行缶で輸送できるのは最大で22リットル以下
  • 携行缶への自主給油は不可

※1 法律的にはポリタンクでの車両輸送は認められていないので、金属製の携行缶で輸送し乗船前に移し替える必要あり。

※2 ポリタンクへの給油はガソリンスタンドによっては、UN規格適合品であっても断られる可能性あり

※3 自身で携行缶への給油は行わず、係員に入れてもらう必要ああり。

ガソリン輸送の法律をしっかりと守り、安全に輸送できるよう努めましょう。

2馬力ボートにおすすめの携行缶5選

ここでは、2馬力/ミニボートにおすすめの携行缶を厳選した5つご紹介していきますので、自身のフィッシングスタイルに合った携行缶を選んでください。

【BMO JAPAN】ステンレスタンク 3L

容量3リットル
重量1.1㎏
消防法UN規格取得
付属品給油ノズル

ステンレス製なので錆びにくく燃料の保管にも安心です。ゴミや異物の混入を防ぐフィルター付きノズルが付属していることがおすすめの理由。

3リットルの容量は、6時間の釣行でも安心です。

また、10リットル、20リットルの携行缶もあり、自身のフィッシングスタイルに合った携行缶を選ぶことが可能で、金属製のため車両での輸送も問題なく、2馬力/ミニボートに最もおすすめの携行缶。

5リットルの容量が欲しいという方は、アルミ製のボトル缶(1リットル)を別で2本用意しておくことがおすすめです。

【BMO JAPAN 】ポリ燃料タンク ゴリッタ 5L

容量5リットル
重量690g
消防法UN規格
付属品給油ノズル

ポリタンクなので錆の心配がなく、軽くて持ち運びも楽々。 付属のノズルは注ぎ口が湾曲しているので、スムーズに燃料を注ぐことができます。

ガソリン輸送の法律上、金属製以外での車両輸送はできないので、移し替える必要がありますが、使い勝手が良く、人気の高いポリエチレン製携行缶。

【PLOW 高密度ポリエチレン製】 ガソリン携行缶 5L

容量5リットル
重量700g
消防法UN規格
付属品給油ノズル

高密度ポリエチレン製の軽量型ガソリン携行缶5Lで消防適合品UN試験確認済

給油ノズルに特徴があり、給油口に引っかかる構造のため、ひっかけた状態で給油できるのでノズルがずれることもなく、船上での給油が楽になります。

金属製ではないため、法律上は車両でのガソリン輸送は不可、金属製の携行缶で輸送し、現場で移し替える必要あり。

【メルテック】 ガソリン携行缶 アルミボトルタイプ 1L

容量1リットル
重量165g
消防法UN規格
付属品給油ノズル/収納ケース

容量1リットルのアルミ製ボトルタイプの携行缶。

必要量に応じた本数を所持するか、タンク型の携行缶の予備として使用するのがおすすめ。

給油口が径25mmとガソリンスタンドの給油機ノズル21mm、Φ24mmタイプをそのまま差し込めます。

【エマーソン】 ガソリン携行アルミボトル缶 1000cc 

容量1リットル
重量230g
消防法消防法適合品※UN規格
付属品給油ノズル/収納袋/内容物表示ステッカー

エマーソンは、メンテナンス用品、安全用品、ガソリン缶、サンシェードなどを中心に手掛けており、ガソリン携行缶はシリーズ累計100万缶販売を達成している人気のある商品です。

超軽量のアルミボトルで持ち運びが楽で、本体重量はわずか230g。揺れる船上でも簡単に給油できます。

携行缶だけではない2馬力ボートの必須アイテム

2馬力ボートに必要なアイテムは携行缶だけではありません。ほかのアイテムもそろえておかないと、いざという時に危険を回避できない可能性があります。

例えば、エンジントラブルでエンジンが始動できない場合、自分で修理可能な故障であれば、船上にエンジンを引き上げて対処することになります。

しかし、エンジンを始動できないとなると、その間ずっとボートは流された状態になり、最悪の場合、漂流する状況に陥ることも考えられます。

そんな時に、ボート用アンカーがあればボートの位置を固定し、安心して修理を行うことが可能です。また、万が一解決しなくても、その場にとどまることで救助を受けやすくなるでしょう。

そのため、携行缶はもちろん命にかかわる重要なアイテムですが、それ以外にも2馬力ボートに必須とされる7つのアイテムをそろえる必要があります。

  • ライフジャケット
  • 切断用ナイフ
  • アンカー
  • オール
  • シャーピン/割りピン
  • セーフティフラッグ
  • 曳航用ロープ

これら7つのアイテムを必ずそろえ、2馬力ボートフィッシングを安全に楽しんでください。

2馬力ボートに必要なアイテムについてもっと詳しく知りたい方は、下記の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。

【重要】2馬力ボートのおすすめ艤装アイテム8選!安全に必要なアイテムが最優先!

まとめ

2馬力エンジンの燃料タンクの容量は各メーカーとも約1リットル程度しかありません。そのため、予備燃料の携行は必須で、携行缶は最優先でそろえておく必要があるでしょう。

携行缶を選ぶ際には、「消防法適合品」「素材」「容量」をしっかりと検討し、自身のフィッシングスタイルに合った携行缶を選ぶことが大切です。

また、2馬力ボートには携行缶以外にも必須のアイテムがあるため、これらをしっかりと準備し、釣りを安心・安全に楽しみましょう。

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