オフショアジギングは近年大変人気のあるルアーゲームの一つで、メタルジグを自分で考えて選び、操作するゲーム性の高さから人気が高まっています。
そんなオフショアジギングで一番アングラーを悩ませることが、メタルジグの選択ではないでしょうか。
メタルジグの選び方ひとつで釣果が大きく変わり、自分一人だけボウズということも遊漁船では良くありますよね。
そこで今回は、2馬力ボートジギングで釣果の良かったメタルジグをご紹介していきたいと思います。
オフショアジギングでのメタルジグの選び方の重要性

オフショアジギングでは、ロッドやリール、ラインシステムなど重要な要素は多くあります。しかし、何よりも魚を掛けるためのメタルジグ選びが最も重要なポイントと言えるでしょう。
どれほど高性能なタックルを使用していても、魚が反応して食わなければ意味がありません。もちろんタックルが重要でないということではありませんが、優先すべきは魚を反応させ、掛けることができるメタルジグです。適切なジグがあってこそ、高性能タックルもその力を最大限に発揮できます。
また、メタルジグはタックルに比べて価格が抑えられているため、つい安易に選んでしまいがちです。しかし、釣り方によって向き不向きがあり、選択を誤ると釣果に大きく影響します。タックルと同じように、釣り方に合わせて丁寧に選ぶことが大切です。
オフショアジギング向けジグの6つの選び方
| 選び方 | ポイント | 効果・特徴 |
|---|---|---|
| 1. グラム数 | 水深×2+αを目安に選択 | 適切な重さで自然なフォールとアクションを実現 |
| 2. ウエイトバランス | センターバランス/リア/フロント | フォール姿勢や飛距離、底物攻略に影響 |
| 3. カラー | ナチュラル系/蛍光系/明るい色 | 水中での視認性と魚へのアピール力を高める |
| 4. 形状 | スリム/ワイド/左右非対称 | 沈下速度や動きの特徴が変化 |
| 5. 材質 | 鉛/タングステン/鉄 | 比重や沈下速度、コストに差 |
| 6. メーカー | ブルーブルー/シマノ/ダイワ/他 | アクション設計や品質に特徴 |
オフショアジギングで釣果を上げるには、ジグ選びが重要です。
重さや重心バランス、カラーや形状、材質、さらに信頼できるメーカーまで、状況やターゲットに合わせて最適なジグを選ぶことで、より自然な動きとアピール力を引き出せます。
1. グラム数で選ぶ
水深に合ったジグの重さを選ぶことが基本です。
ジギングでは「水深×2+α」を目安とし、20g刻みでそろえておくと幅広い状況に対応可能になり、適切な重さを使うことでジグ本来の自然な動きを引き出せます。
軽すぎても重すぎても不自然な動きになるため、状況に合わせて選びましょう。
2. ウエイトバランスで選ぶ
ジグは重心位置によってアクションが変わります。
センターバランスは水平に近いフォールで多魚種に対応。リアバランスは飛距離が出やすく広範囲を探りたいときに適しています。
フロントバランスは頭を下げて落ちるため、底物狙いに効果的です。重心の違いを理解し、ターゲットに合ったタイプを選びましょう。
3. カラーで選ぶ
オフショアジギングでカラー選びは釣果に直結します。
まずはシルバーやブルーなど自然な反射を生むナチュラル系をそろえておくと幅広い状況に対応できます。
水質や天候によっても有効色は変わるため、マズメ用の蛍光系や濁り潮向けの明るいカラーなど、多様な色を持っておくと釣果が安定します。
4. 形状で選ぶ
スリムタイプは沈下が速く、深場や速潮で効果を発揮します。ワイドタイプはゆっくり沈むため浅場向き。
左右非対称タイプは不規則な動きで低活性時にもアピールできます。形状ごとに得意なシーンが異なるため、複数タイプを用意して使い分けると攻略の幅が広がります。
5. 材質で選ぶ
メタルジグには鉛、タングステン、鉄といった素材にはそれぞれ特徴があります。
鉛は価格が手頃で種類が豊富。タングステンは高比重で沈下が速いため深場で有効ですが価格は高めです。鉄ジグは低コストながらゆっくり沈む特性があり、浅場で自然なアプローチができます。
材質によって特徴が異なるので目的に応じて使い分けましょう。
6. メーカーで選ぶ
ジグはメーカーごとに得意とするアクション設計や特徴が異なります。
たとえば、ブルーブルーやシマノは操作性と動きの安定性に定評があり、メジャークラフトは価格帯とラインナップの豊富さが魅力です。ダイワは実釣データを基にしたアクション設計が強みで、ジャンプライズやゼスタは独自のフォールアクションを追求しています。
初めて選ぶ場合は信頼できるメーカーからそろえると、品質や動きのバラつきが少なく安心です。
釣果が良かったメタルジグを各メーカーごとに紹介!
ここでは、実際にマイボートフィッシングでも遊漁船でのジギングでも釣果の良かったメタルジグを、大手各メーカーごとにご紹介していきます。
【シマノ】オシア スティンガーバタフライ サーディンウェバー
何時でもどこでも最初に使用するメタルジグがサーディンウェバー。
どのような場面でもどのような状況でも釣果が期待
【シマノ】オシア ロングウェーバー
サーディンウェバーであたりをとれない時に頼るもしもの備えようなメタルジグ。
ロングウェーバーのほうが若干長めなので、アピール力が高くなっています。
【シマノ】ドリフトスラッシャー キョウリン
ドリフトスラッシャーも釣果の良かったジグの一つで、しゃくりやすくアクションさせやすいのが特徴。
釣果がよかったカラーはシルバー→マイワシ→ピンク→アカキンの順です。
【シマノ】サーディンウェバー サクラスペシャル
派手さが魅力のルアーでもう少しアピールしたい、バイトはあるけどフッキングしない時に良く使用します。
青物はもちろん根魚にも有効です。
【ダイワ】ソルティガ TGベイト
ダイワといえばタングステン、タングステンといえばソルティガTGベイトといわれるほどメジャーなメタルジグ。
メジャーであるということはそれだけ様々な場面において釣果があるということで、ジギングをするのであれば必ず所持しておきたい一本です。
【ダイワ】ソルティガ TBジグ セミロングアデル
TBジグもダイワを代表するメジャーなジグで、実績のあるメタルジグです。
特にグローヘッドとピンクヘッドがおすすめです。
【メジャークラフト】ジグパラ バーチカル ショート
ジグパラシリーズはコスパに優れたメタルジグですが、ワンピッチでもスローでもどちらの釣り方でも使用できる優秀なジグです。
また、安価なため根がかりしやすい場所でも、きわどいポイントでもそれほど気にすることもなく探ることが出来ます。
【ジャッカル】バンブルズジグ ショート
ジャッカルのバンブルズジグショートは、捕食するベイトが、カタクチイワシやコイカなどのスモールシルエットの場合に頼りになる一本で、実際の釣果も良好です。
価格も千円程度とコスト面も優秀で、アシストフック付きなのもおすすめの理由。
あいやージグ ロング
いろいろなジグを試して釣れない時に何故か釣れることがある不思議なジグ。
何色か所持していると釣果につながる可能性が高まります。
カラーを揃えておくことも忘れずに

いくつかおすすめのメタルジグをご紹介してきましたが、メタルジグを選ぶ際にはカラーで選ぶことも重要なポイントになります。
ジギングではその日のコンディションによって、バイトしてくるカラーが違ってきます。
前回の釣りでは爆釣したカラーでも、今回の釣りでは全く当たらないということがよくあり、そんな時のために多くのカラーを揃えておく必要があるのです。
カラーを選ぶ時には定番のシルバーを基準に、シルバーグロー、ゼブラグロー、赤金 ブルピンなどできるだけ多くのカラーを種類別、重さ別で持っておくことをおすすめします。
自分で考えてメタルジグを選ぶことがオフショアジギングの楽しみ
ジギングは釣れない時こそ面白く、楽しく釣ることができる釣りです。
釣果が悪い時は自分で考えてジグの種類や、重さ、カラーなどを選んで色々な工夫をしてアタリが出るルアーを探しますが、この考えている時間が楽しいのです。
自分で考えて選んだメタルジグに魚が食ってきた時の興奮は言い表せません。
このように釣れていなくても、楽しめることがあることがジギングの魅力の一つではないでしょうか。
使い込んで自分に合ったメタルジグを見つけよう

メタルジグには人によって、釣れるメタルジグと釣れないメタルジグがあり、向き不向きは確実にあります。
なぜなら、人によってシャクリ方やシャクリの幅、フォールのスピード、ラインの太さなどによってメタルジグの動きがわずかに違い、ジグの動きが変わってしまうからです。
実際に遊漁船でも同じルアーで釣れなくても、同色の違うルアーに変えたことで釣れるようになることは多くあります。
ジギングでの釣果は所持しているメタルジグの種類やカラーに左右されることも多く、選択肢の幅を持つことが重要になります。
そのため、できるだけ多くのメタルジグを使用し、釣果の良かったジグを中心にカラーを揃えておくことが重要になります。
まとめ
ここまで、実際にマイボートで釣果がよかったメタルジグについてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
この記事が少しでもメタルジグ選びの参考になれば幸いです。


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