シマノ【17グラップラー300HG】は、オフショアゲームにおいて非常に人気の高いベイトリールです。
そのため、どのような釣りスタイルで、どのような魚種がターゲットになるのか気になる方も多くなっています。
そこで本記事では、釣り歴30年以上の経験をもとに、「17グラップラー300HG」に向いている釣りと対象魚について詳しく解説します。
また、釣りスタイル別のおすすめロッドの組み合わせについても解説していますので、ぜひ参考にしてください。
17グラップラー300HGの向いている釣りと対象魚
釣法 | 適性ランク | 特記事項 |
---|---|---|
ライトジギング | ◎ | 最適な使用用途。操作性・パワーともにバランス良好。 |
タイラバ | ◎ | 滑らかなドラグと等速巻き対応。真鯛・根魚に適応。 |
テンヤ | ○〜◎ | 手元感度良く、小型テンヤに対応可能。 |
イカメタル | ○ | 軽量仕掛け対応&巻き取りスピード重視ならアリ。 |
インチク | ○ | 中深場や根魚に。スロー系アクションとの相性も良。 |
シマノの【17グラップラー300HG】が最も向いている釣りスタイルは、水深30~100m前後のポイントで、小~中型の青物や根魚をターゲットとした「ライトジギング」です。
軽快な巻き取りとパワーを兼ね備えており、操作性も高いためジギングにおける活躍は間違いありません。
また、ライトジギングだけではなく「タイラバ」「テンヤ」「イカメタル」「インチク」など多くの釣りスタイルに適性があり、汎用性の高さも魅力です。
狙ことのできる対象魚は下記のとおりです。
- 青物=イナダ・ワラサ(ハマチ・メジロ)、サゴシ~サワラ
- 根魚=カサゴ、アカハタ、オオモンハタ、マハタ、アコウなど
- フラットフィッシュ=ヒラメ、マゴチ
- その他=真鯛、タチウオ、中型アオリイカ(ティップラン)など
対応目安としては最大5〜6kg程度までの魚種を想定して使うのがベストですが、やり取り次第では大型青物でも釣り上げることが可能です。
シマノ【17グラップラー300HG】の特長とスペック表
項目 | 内容 |
---|---|
ギア比 | 6.2 |
最大ドラグ力 | 7.0kg |
自重 | 325g |
巻取り長さ(ハンドル1回転) | 84cm |
スプール寸法 | 径 43mm / 幅 22mm |
PE糸巻量 | PE2号-380m、PE3号-250m |
ベアリング数(S A-RB/ローラー) | 5/1 |
ハンドル長 | 70mm |
定価(税込) | 29,700円(※発売当時) |
対応釣種 | ライトジギング・タイラバ・中型青物など |
シマノの「17グラップラー 300HG」は、ライトジギングを中心に、タイラバやテンヤ、イカメタルなど多彩なオフショア釣法に対応できる万能型ベイトリールです。ハイギア仕様で1回転あたり約84cmの巻き取りスピードを誇り、手返しの早い釣りやフォール重視の釣法でも優れた操作性を発揮します。
高剛性のHAGANEボディとX-SHIP機構により、青物や根魚の強烈な引きにも負けないパワーと巻きの軽さを両立させています。
最大ドラグ力は7kgで、真鯛や中型青物、ハタ類とのやり取りにも安心感があります。さらにPE2号で380m巻ける大容量スプールは、中深場やドテラ流しにも対応できる実用性の高さが魅力です。
操作性・耐久性・汎用性の三拍子が揃った「17グラップラー 300HG」は、1台でさまざまな釣りを楽しみたいアングラーにとって非常に頼れる存在。コストパフォーマンスも良好で、ライトゲームをステップアップしたい方にもおすすめです。
釣りスタイル別おすすめロッド組み合わせ例
ここでは、【シマノ 17グラップラー300HG】に適した「ライトジギング」「タイラバ」「テンヤ」「イカメタル」「インチク」のおすすめロッドの組み合わせをご紹介します。
ライトジギング向きロッド組み合わせ例
17グラップラー300HG+グラップラー タイプJ B60-2
シマノのオールラウンダー!
17グラップラー 300HGにおすすめのロッドは、【グラップラー タイプJB60‐2】です。
ライトジギングでは、ジグを細かく動かすティップのしなやかさと、魚とのやり取りに耐えるバットパワーが両立していることが重要ですが、B60-2はまさにそのバランスが取れており、フォールアクションやスロージャークにも対応しやすいことがおすすめの理由。
ライトジギングに限らず、状況に応じてジグの重さや魚種を変えたいというアングラーにも最適な一本。
タイラバ向きおすすめロッド組み合わせ例
17グラップラー300HG+炎月 BB B69M-S
コスパ良好タイラバロッド!
シマノの【炎月 BB B69M-S】は、エントリーユーザーにも扱いやすいことを念頭に設計されたコストパフォーマンスモデル。
Xシートデュアルガングリップ搭載で、手首を真っ直ぐに近い状態で握ることができるガングリップ形状は、安定したリーリングやファイトが可能。
テンヤ向きおすすめロッド組み合わせ例
17グラップラー300HG+エンゲツ BB 一つテンヤマダイ235MH
浅場から深場まで対応!
シマノの【エンゲツ BB 一つテンヤマダイ235MH】は、浅場から深場まで対応するオールラウンダーロッドです。
喰い込み性能と掛け合わせ性能をバランスよく両立させており、軽量チューブラーに特殊設計でしなやかさを加えた高感度穂先は、波、風の中でもブレることなく海底の変化を把握できます。
イカメタル向きおすすめロッド組み合わせ例
17グラップラー300HG+セフィア BB メタルスッテF-B66ML-S
ハイスタンダードな入門モデル!
シマノの【セフィア BB メタルスッテF-B66ML-S】は、エギングやメタルスッテの釣りに特化して設計されたロッドです。
高い感度で微妙なアタリもしっかり捉えることができるティップを搭載し、軽量設計で長時間の釣りでも腕が疲れにくく、長時間の釣行でも疲れにくい特徴があります。
適度な柔軟性もありメタルスッテの細かい操作やアクションが、しやすいように設計されていることもおすすめの理由。
インチク向きおすすめロッド組み合わせ例
17グラップラー300HG+グラップラー タイプLJ B63-2
近海を広くカバーできるロッド!
シマノの【グラップラー タイプLJ B63-2】は、近海でのライトジギングを広くカバーするロッドで、インチクにも適正があります。
スムーズに曲がる細径化ブランクスを採用しているため、軽やかにインチクを操作可能で、多種多様なターゲットやシチュエーションに対応できることがおすすめの理由。
シマノ17グラップラー300HGの後継や上位機種について
モデル名 | 特徴 | 対応釣法 |
---|---|---|
グラップラー プレミアム | フォールレバー・カウンター搭載、軽量設計 | ライトジギング、タイラバ |
オシアコンクエスト CT | 高剛性、カウンター・フォールレバー搭載 | ジギング全般 |
オシアコンクエスト | 操作性向上、フォールスピード制御可能 | ジギング全般 |
シマノの「17グラップラー 300HG」は、ライトジギングやタイラバなど多彩なオフショア釣法に対応する高性能なベイトリールです。
しかし、発売から時間が経過しており、現在では後継機種や上位モデルが登場しています。以下に代表的なモデルをご紹介します。
後継モデル→グラップラー プレミアム
「グラップラー プレミアム」は、17グラップラーの性能をさらに高めたモデルです。フォールレバーやカウンター機能を搭載しており、フォールスピードや水深を正確に把握できるため、ジギングやタイラバでの釣果アップが期待できます。
また、HAGANEボディとX-SHIP構造により、強い負荷にも耐える剛性と、スムーズな巻き上げを両立している点も大きな特長です。
上位モデル→オシアコンクエスト シリーズ
or
より高性能なリールを求める方には、「オシアコンクエスト」シリーズがおすすめです。
このシリーズは、マイクロモジュールギアやインフィニティドライブを搭載し、極めて滑らかな巻き心地と高い耐久性を誇ります。
また、フォールレバーやカウンター機能を備えた「オシアコンクエストCT」など多彩なラインナップが用意されています。
【シマノ17グラップラー300HG】の結論まとめ
シマノの【17グラップラー300HG】が最も向いている釣りスタイルは、水深30~100m前後のポイントで、小~中型の青物や根魚をターゲットとした「ライトジギング」です。
しかし、ロッドを組み替えることで「タイラバ」「テンヤ」「イカメタル」「インチク」など多くの釣りスタイルに対応できる万能タイプのベイトリールとなっています。
後継機種や上位モデルが登場していますので、そちらのリールと比較してみるのもおすすめです。
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