【分割式】FRP製2馬力ボートのメリットやデメリットとは?おすすめ分割ボートの選び方

2馬力ボート
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分割式FRP製2馬力ボートの購入を考えている方にとって、どのようなメリットやデメリットがあるのかは気になるポイントですね。

また、多くある分割式FRP製2馬力ボートの中から、何を基準にしてどのようなボートを選べばいいのか分からない方も、多いです。

そこで、この記事では、分割式FRP製2馬力ボートのメリットやデメリット、ボート選びの基準まで詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

そいた

・釣り歴=30年以上
・2馬力ボート歴=15年以上
・得意な釣り=ジギング
       泳がせ釣り
・使用艇=DSー110L3
・運搬方法=軽トレーラー

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分割式FRP2馬力ボートの選び方とは?

出典:ホープボート

分割式のFRP製2馬力ボートの最も重要な選び方は、「大手メーカー」の分割式ボートを選ぶことです。

なぜなら、大手メーカーの分割式ボートはしっかりとした性能実験により、安全性が確保されていることが実証されているからです。

そもそも、船体の小さな2馬力ボートは安定性能が低く、少しの波や風でも転覆の可能性があり、いかに安全を確保しながらレジャーを楽しむかが重要なポイントになります。

特に海での使用を目的としているのであれば、波の影響を考えなおさら安全性の高いボートを選ぶ必要があります。

安全を確保するためには、安全が証明されている国内大手メーカーの分割式ボートの方が信頼性が高く、当然の選択とも言えるでしょう。

もちろん、国内メーカーだけではなく安価で優秀な海外製品もありますが、やはり安全面での不安が残ります。

現在、国内の分割式ボート製造メーカーとして

などが大手メーカーとして、分割式ボートの製造を多く手掛けており、安全面で信用できるので分割式FRP製ボートを選ぶのであれば、上記3社から選ぶと安心できるでしょう。

分割式FRP2馬力ボートのメリット

ここでは、分割式2馬力ボートのメリットについて解説していきます。

車載で運べる

分割式ボートの最大のメリットは「車載できる」ことです。

分割式ボートのサイズは2分割、3分割で違い、分割の数が多くなるほどコンパクトなサイズに重ねることができます。

ホープボートの分割式のサイズ
  • 2分割式の分解時サイズ=約1.3~1.8m
  • 3分割式の分解時サイズ=約1.04~1.15m

上記したサイズであれば普通車に限らず、軽ワンボックスカーなどでも輸送することができます。

ボートを輸送する方法として「カーキャリアや軽トレーラー」などがありますが、そのどちらも選択できない方にとって、車載できる分割式ボートは大きなメリットになります。

出船までの時間を短縮できる

分割式FRPボートは「出船時間を短縮できる」といったメリットがあります。

分割式FRPボートの組立方法は、はめ込んで締め込むだけの簡単な仕組みのものが多く、ゴムボートのように広げてから空気を注入し、膨らんでからエンジンを取り付けるといった面倒な手間は少なくなっています。

もちろん、一体型のFRPボートと比べると出船に多少時間はかかりますが、組み立てに慣れてくればそれほど変わらない時間で出船できるようになるでしょう。

2馬力ボートのデメリットは航行速度が遅いことなので、少しでも早く出船できることは分割式FRPボートの大きなメリットだと言えるでしょう。

持ち運びしやすい

分割式ボートは出船する場所で組み立てる必要がありますが、分割して運ぶことができる分割式ボートは、「持ち運びしやすい」といったメリットがあります。

分割式FRP製ボートや一体型FRP製ボートは、約40~50kg程度の重量があり、そのまま運搬することは非常に困難で、ボートドーリーなどが必要になることがあります。

しかし、分割式ボートであれば仮に50kgの重量があっても、2分割すれば半分の25kg、3分割すれば約16kgと、一人でも運ぶことができる重さまで軽量化することが可能になります。

そのため、出船場所まで分割して運ぶことができて、「持ち運びしやすい」ことはメリットの一つだといえます。

メンテナンスが楽

分割式FRPボートは「メンテナンスが楽」というメリットがあります。

FRP製ボートに必要なメンテナンス
  • 釣行後の洗車
  • FRPの補修や修繕

などが必要になりますが、分割式FRPボートであればパーツごとに洗車やFRPの補修や修繕ができるので、メンテナンスが非常に楽になります。

特に船体の裏側などの補修が必要な場合、一度船体をひっくり返してメンテナンスを行う必要がありますが、一体型のFRPボートでは、簡単にメンテナンスすることができません。

そのため、パーツごとに補修や洗車が行える分割式FRPボートは「メンテナンスが楽」というメリットがあります。

余計な費用を抑えられる

分割式FRPボートは車載して輸送することが可能なため、「余計な費用が掛からない」というメリットがあります。

一体型のFRPボートは輸送するために、カーキャリアの設置や、軽トレーラーの導入などの導入コストが掛かってしまいます。

しかし、車載できる分割式FRPボートであれば、余計なコストは掛からず、浮いた費用を魚群探知機やタックルなどの購入費用に回すことも可能です。

そのため、輸送などに「余計な費用や維持費が掛からない」分割式FRPボートには大きなメリットがあります。

保管場所の確保がしやすい

FRP製ボート購入の障害となるのが保管場所の確保ですが、分割式FRP製ボートであれば「保管場所の確保」はしやすいというメリットがあります。

一体型の2馬力FRP製ボートの最大サイズは11f(3.33m)もあり、軽自動車と変わらない全長となります。

そのため、保管場所の確保が難しく、これが原因でFRP製ボート購入を見送る方も多くなっています。

しかし、分解時に1.04~1.80mとコンパクトに重ねることができる分割式FRP製ボートであれば、少しのスペースで保管することが可能です。

また、軽ワンボックスカーを保管場所として利用し、積載したままの方も多くなっています。

このように、分割式FRP製ボートには分解時に少しのスペースで保管することができるので、大きなメリットとなります。

分割式FRP2馬力ボートのデメリットとは?

ここでは、分割式FRP2馬力ボートのデメリットについて解説していきます。

コストがかかる

多くのメリットがある分割式FRP2馬力ボートですが、「購入コストがかかる」というデメリットがあります。

一体型のFRP製2馬力ボートの購入にかかる費用は約30万円程度ですが、分割式のFRP製2馬力ボートの購入には約40~50万円以上の購入コストがかかります。

  • 一体型のFRP製2馬力ボート=30万円~(※最大サイズ3.33m)
  • 分割式FRP製2馬力ボート=40~50万円以上(※最大サイズ3.33m)

購入コストは2分割よりも3分割の方が高く、4人乗りの3分割FRP製2馬力ボートであれば「60万円台」とかなり高額になり、一体型の2倍のコストがかかります。

一体型と分割式で30万円の差額があれば、カーキャリアはもちろん軽トレーラーも購入できるので、分割式FRP製2馬力ボートの購入はしっかり検討して行いましょう。

組み立てる必要がある

分割式FRP製2馬力ボートは出船場所で「組み立てる必要がある」ことがデメリットです。

車載できることや持ち運びが楽であること、メンテナンスが楽であるなどのメリットは分割式だからこそですが、すべては組み立てる必要があることを示しています。

そのため、組み立てに慣れないうちは出船までに相当の時間が必要になり、30分以上かかることもあるでしょう。

そして、組み立てに時間がかかるということは、解体時にも時間がかかるということなので、分割式FRP製2馬力ボートのデメリットは組み立てる必要があることです。

接合部にクラックが入ることも

分割式FRP製2馬力ボートは「接合部にクラックが入る」といったデメリットがあります。

もちろん、簡単にクラックが入るというわけではありませんが、構造上弱い接合部に無理な力が加わったりすると、クラックが入る可能性があります。

例えば、波で岸壁や磯に打ち付けられたり、船内の荷物を船首側や船尾側のどちらかに固めた状態で、激しい波を受けてしまうとクラックが入る可能性はゼロではありません。

そのため、分割式FRP製2馬力ボートでは岸に不用意に近寄らないバランスよく荷物を積み込むなどの対策が必要になります。

船内スペースが狭い

分割式FRP製2馬力ボートには組み立てた際に「船内スペースが狭い」といったデメリットがあります。

船内スペースを狭くしてしまう原因として、接合部があることが挙げられます。

分割式ボートは接合部があることでフラットになる部分が少なく、荷物を置くことができるスペースが限られているため、船内スペースが狭いと感じることがあります。

船内スペースは、2分割ボートよりも3分割ボートの方が接合部が多い分、フラットな場所が少なくなるので、狭く感じてしまうでしょう。

おすすめ分割式2馬力ボート5選

出典:ホープボート

ここでは、おすすめの分割式FRP製2馬力ボートをご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

ご紹介している分割式2馬力ボートには、船外機(エンジン)が付いていないので、別途購入の必要があります。

船外機(エンジン)の選び方が分からないという方は、記事下部にて関連記事をご紹介していますので、そちらも参考にしてみてください。

ホープボート D-255PX2 2分割

FRP製2分割ボートの定番で、全長2.52m、全幅1.3m、重量50キロ、2人乗りのミニボート。

分割状態では、1.33m×1.3m×0.6mとコンパクトサイズにで、軽ワンボックスカーの後部に収まるサイズ。

ホープボート D-254PX3 3分割

FRP製・3分割式組立ボート!最高馬力4馬力まで搭載可能な分割式FRP製ボート。

車種によりますが収納時には1.04m×1.27m×0.7mのサイズまでコンパクトになるので、軽自動車内にも積載可能!(※車種による/荷室サイズ要確認)

ホープボート  PP-110PX3 3分割

日本国内で唯一の登録長3m未満の3分割式FRP製2馬力ボート。

分割式で4人乗り可能なミニボートで、分割すれば車載も可能なボートで、レジャーだけでなくレスキュー用途に全国に配備されている実績もあり、安全性能は間違いなし。

また、サイドフロートを取り付ければ浮力抜群でさらに安定性能は向上します。

唯一のデメリットはコスト。

ホープボート PP-280PX2 2分割

軽ワゴンにすっぽり入るFRP製2分割ボートPP-280PX2。

サイドフロートをつければ安定性抜群!立ってキャスティングも可能で、最高馬力5馬力までセット可能。

全長2.8mと、1人でも2人でも扱いやすいサイズがおすすめの理由。

ホープボート mini-one2 2分割

分解時0.85m×0.95m×6mのサイズになる最小の分割式FRP製2馬力ボート。

軽自動車にも収まるサイズで、Uフロートが標準装備なので安定性が高く、スタンディングキャストも可能!

海でも湖でも使用可能で一人での釣行におすすめ。

デメリットは船内スペースの狭さ。

分割式FRP製2馬力ボートにはサイドフロートが必要

出典:ホープボート

分割式FRP製2馬力ボートに限らず、一体型のFRP製2馬力ボートでも「サイドフロート」を取り付けることにより、安全性を高める必要があります。

なぜなら、FRP製2馬力ボートは船体中央に浮力体があり、ゴムボートに比べて横揺れに弱く、転覆の可能性もあり危険な状態に陥りやすくなっているためです。

実際に、右舷側、左舷側のどちらかに荷重がかかると大きく船体が傾き、浸水してくることもあるほどです。

FRP製ボートとゴムボートの違い
  • FRP製ボート=浮力体が船体中央
  • ゴムボート=浮力体が外周

それらの危険性に対応するためには予備浮力である「サイドフロート」の取り付けが必要になります。

サイドフロートを取り付けることによって、船体中央にしかなかった浮力体が、船体の外周にも存在するので、横揺れにも強いFRP製2馬力ボートが出来上がります。

マリンレジャーは自然が相手の「遊び」であり、安全が第一であることは言うまでもありません。

そのため、分割式FRP製2馬力ボートには安全対策としてサイドフロートを取り付け、安全性能を高めてマリンレジャーを楽しみましょう。

サイドフロートについてもっと詳しく知りたい、おすすめのサイドフロートが知りたいといった方は、下記記事がおすすめです。

2馬力ボートにおすすめのサイドフロート5選!自作サイドフロートの実用性は?

2馬力エンジンの選び方

2馬力エンジンは「大手メーカー」のエンジンを選ぶと、安心して長期間使用できるでしょう。

海外製の2馬力エンジンは安価ではありますが、故障などのトラブルの多さを考えるとおすすめできません。

大手メーカーの中からエンジンを選ぶ時のポイントとして

  • 冷却方式
  • クラッチの有無
  • エンジンの重量
  • エンジン構造

があり、それぞれの特徴やメリット、デメリットを理解して選ぶことで、自身のフィッシングスタイルに合った機種を選ぶことができるでしょう。

また、エンジンを使用した後には水通しを行う必要があり、定期的なオイル交換などのメンテナンスも必要になります。

しかし、エンジンによってはメンテナンスが楽な機種もあるので、ポイントを意識して選ぶといいでしょう。

2馬力エンジンの選び方について、もっと詳しく知りたい方は下記記事がおすすめです。

2馬力ボート用エンジンの選び方!人気のエンジンメーカーは?

まとめ

分割式FRP製2馬力ボートを選ぶ際には、安全が実証されている「大手メーカー」の商品を選び、メリットやデメリットをしっかりと理解し、自身のフィッシングスタイルに合ったボートを選ぶ必要があります。

また、安全のためにサイドフロートを取り付け、安全第一で分割式FRP製2馬力ボートをマリンレジャーで活用してください。

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