【2馬力】FRPボートとゴムボートはどちらを選ぶべき?2馬力ボートにはどちらがおすすめ?

2馬力ボート
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2馬力ボートに使用されている素材には、FRP製のボートとゴムボートがありますが、何を基準に選ぶべきなのかわからないことも多いですよね。

また、素材の違いでどのようなメリットやデメリットがあるのか購入する前に把握しておかないと、後から後悔してしまうこともあるでしょう。

そこでこの記事では、FRP製のボートとゴムボートの選び方の基準と合わせて、メリットやデメリットについても詳しく解説していきますので、2馬力ボート選びの参考にしてみてください。

そいた

・釣り歴=30年以上
・2馬力ボート歴=15年以上
・得意な釣り=ジギング
       泳がせ釣り
・使用艇=DSー110L3
・運搬方法=軽トレーラー

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素材選びは保管場所のスペースが確保できるかどうか

2馬力ボート向けのボート素材選びの最も重要な基準は「保管場所のスペースが確保」されているかどうかです。

免許不要で操船できる2馬力ボートの基準は11ft(3.33m)以下となっており、FRP製のボートの場合には船外機込みで4m程度の保管スペースが必要になります。

分割式のFRP製のボートもありますが、ワンボックスカーの後部座席ほどのスペースが必要になるので、保管スペースの確保は必須となり、マンションなどで保管スペースの確保ができないのであれば、FRP製のボートは選ぶべきではありません。

ゴムボートにはキャリーバックが付属しているので、折りたたんで収納することで約120×30×60cm程度のサイズまでコンパクトに折りたたむことができます。

そのため、玄関や部屋の中、ベランダなど、何処でも収納できるので保管場所を選びません。

もちろん船外機のスペース確保は必要になりますが、FRP製のボートのように広いスペースは必要ないので、保管場所の確保ができないのであれば、ゴムボートのほうが断然おすすめです。

素材選びのポイント
  • 保管場所のスペースで選ぶ
  • FRP製のボート保管スペースは約4m
  • ゴムボートの保管スペースは約120×30×60cm

FRP製ボートのメリットとデメリットについて!

ここでは2馬力ボート購入の参考になるよう、FRP製ボートのメリットやデメリットについて解説します。

船内スペースが広い

FRP製ボートは船内スペースが広く、釣りをする為のスペースが確保されているというメリットがありますが、船内スペースが確保されている理由として、空気室がないことが挙げられます。

船内スペースが広く確保されていることにより、釣り道具やクーラーボックスを持ち込んでも圧迫感を感じることは少なく、床面もしっかりしているため多くの荷物を積み込むことが出来ます。

最近ではジギングやタイラバ、キャスティングなど一人で多くのタックルを持ち込むことが主流となっているので、広いスペースが確保出来るFRP製のボートは利便性が高いと言えるでしょう。

出船準備に時間がかからない

機動力のない2馬力ボートでは時間は、釣果を左右する大きなポイントです。

ゴムボートであれば折りたたまれた状態で運搬し、現場について空気を注入して組み立てる必要があるため、1時間程度かかることもあります。

その点、FRP製のボートではエンジンを取り付けて、道具を積み込んでしまえば直ぐに出船出来るため時間を有効に使うことが可能で、分割式のFRP製ボートでもさほど時間はかかりません。

分割式以外のFRP製ボートの運搬方法はカートップにして運ぶか、トレーラーで運搬するかになりますが、トレーラーで運搬するならばエンジンはつけたままで運搬可能なので、更に出船時間は短縮可能です。

割れない限り半永久的に使用できる

FRP製ボートは耐久性が高く、ほぼメンテナンスフリーで使い続けることが出来ます。

ゴムボートであれば、折りたたんで持ち帰った後に塩分を落とすために、もう一度空気を入れて洗う必要があったり、破れたりこすれて薄くなっている部分などがあれば、その都度補修が必要になります。

釣行後は疲れてしまいメンテナンスが必要非常に面倒ですが、FRP製ボートであればそのまま水をかけるだけでいいのでかなり楽です。

横揺れに弱い

FRP製ボートの浮力室は船体中央にあることが多く、横揺れに弱いという特徴があります。

ゴムボートであれば船体外周に浮力体(チューブ)があるので、身を乗り出しても転覆する可能性は低くなりますが、FRP製ボートで身を乗り出すと大きく傾き非常に危険です。

また、波の影響で横揺れしてしまい安定性に欠ける面があります。

FRP製ボートで横揺れを減少し、安定性を確保するためにはサイドフロートを取り付ける必要があります。

2馬力ボートにおすすめのサイドフロート5選!自作サイドフロートの実用性は?

船体重量が重い

FRP製ボートは軽く作られてはいますが、ゴムボートと比べると重く一人で持ち上げて運搬することは難しいです。

出船場所が砂浜などの場合は更に運搬の難易度は高くなり、出船場所が限られてしまいます。

ドーリーなどを取り付けることにより、一人での運搬も可能になりますが、スロープが必要になるので出船場所が制限されてしまうことがあることを覚えておきましょう。

収納スペースの確保が難しい

FRP製ボートの一番のデメリットとも言えるのが、収納スペースの確保が難しいということです。

ゴムボートのように折りたたんでの収納が可能であれば、少しのスぺ―スで問題ありませんが、分割式以外のFRP製ボートはその船体の大きさ以上の収納スペースが必要になるため、購入のハードルが高くなっています。

ゴムボートのメリットとデメリットについて!

ここではゴムボートのメリットとデメリットについて、分かりやすく解説します。

運搬しやすく収納スペースの確保が簡単

ゴムボートの一番のメリットとして、船体が軽く運搬しやすいため一人で持ち上げて運ぶことが可能です。

更に出船場所の制限もなく自由に釣りを楽しむことが出来て、折りたたんでの収納が可能なため、自宅に少しのスぺ―スがあれば問題ありません。

船を購入する場合には、片づけておくスぺ―スは必須だと言えるので、収納スペースが限られた方であれば、ゴムボートの方がおすすめだと言えるでしょう。

横揺れに強く安定性がある

ゴムボートの特徴は、トランサム部分を除く外周すべてが空気室であることで、これにより安定性が高く横揺れに強い構造になっています。

実際に、ゴムボートとFRP製ボートで右舷側、左舷側に体重をかけた場合、FRP製ボートは大きく傾きますが、外周に空気室があるゴムボートでは傾きの角度が小さくなります。

破ける可能性がある

FRP製ボートであれば多少の接触で破損することはありませんが、ゴム製のボートでは破けてしまう可能性があることを考えておかなければなりません。

もちろんゴム製のボートに使用されているゴムは丈夫で、何層にもなっているので破れにくくはなっていますが、海での使用となるとフジツボや牡蠣殻など、引っ掛けて破れる可能性があるため注意が必要です。

出船に時間がかかる

ゴム製ボートは専用の袋に折り畳んで収納して運搬するため、到着してから広げて空気を注入して組み立ててからの出船になるため、どうしても時間がかかってしまいます。

免許不要で操船出来る2馬力ボートの最大の欠点ともいえるのが、機動力のなさです。

機動力がなく移動に時間がかかるため、出船に手間取ってしまうと多くのポイントを探ることが難しくなってしまいます。

船体自体のメンテナンスが必要

ゴム製ボートでは出船するたびに一定のメンテナンスが必要になります。

破けているところはないか、こすれて薄くなっている個所はないかなどを自宅に帰ってから広げて確認し、次に使用するときのことを考えて洗車もしなければならず、洗車せずにそのままにしておくと、海水でべとべとしてしまい次に使うときに不快に感じます。

朝早くから釣りに出かけ、帰宅するころにはへとへとに疲れている状態のため、メンテナンスや洗車が辛く感じるデメリットがあることを考えておきましょう。

購入費用についても知っておこう!

出典:ジョイクラフト

どちらの素材のボートにもメリットやデメリットはありますが、購入費用についても考えておく必要があります。

例えばFRP製のボートの運搬にはカートップにして運搬する方法と軽トレーラーなどで運搬する方法がありますが、どちらも別で購入する必要があるため、コストがかさみます。

コストを考えると少しのデメリットには、目をつぶろうと考えてしまいますよね。

この様に2馬力ボートの素材選びは、メリットやデメリットだけではなく、購入費用や維持費についても理解しておく必要があります。

2馬力ボートの購入費用や年間維持費はどれぐらい?FRP製のボートとゴムボートでどれほど違うの?

まとめ

2馬力ボートの素材選びは保管スペースが確保できているかどうかを考え、それぞれの素材によるメリットやデメリットをしっかりと理解したうえで、購入を決めるといいでしょう。

また、購入費用も2馬力ボート選びの重要なポイントになりますので、自分のフィッシングスタイルに合った2馬力ボートを購入してください。

▼2馬力ボート購入に役立つ記事はこちら▼

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