【2馬力ボート】軽トレーラーは何フィートまで積める?はみだしてけん引できるの?

2馬力ボート
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2馬力ボートを牽引して輸送したいと考えていても、軽トレーラーで輸送できるのか、普通トレーラーでないと輸送できないのか、分からないことが多いですよね。

また、軽トレーラーが実際に何フィートまで積めるのかや、はみ出して積載することができるのかなど、気になることも多くなっています。

そこでこの記事では、実際に2馬力ボートを軽トレーラーで輸送している経験から、積載できる長さやはみ出しなど、軽トレーラーの疑問について詳しく解説していきます。

そいた

・釣り歴=30年以上
・2馬力ボート歴=15年以上
・得意な釣り=ジギング
       泳がせ釣り
・使用艇=DSー110L3
・運搬方法=軽トレーラー

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2馬力ボートは軽トレーラーで牽引可能!

2馬力ボートは「軽トレーラー」で牽引することが可能です。

●軽トレーラーの規格

  • 全長:3.4m
  • 全幅:1.48m
  • 全高:2.0m
  • 最大積載量:350㎏

●2馬力ボートの規格

  • 全長:3.33m
  • 全幅:規定なし
  • 全高:約50cm~60cm
  • 重量:約50kg~70kg

上記比較のように2馬力ボートの規格であれば、軽トレーラーの規格内に収まるので、軽トレーラーでの牽引が可能となります。

注意点としては、船外機を付けたままや荷物を多く載せての輸送は、軽トレーラーの車種によって最大積載量を超えてしまうことがあるので、注意が必要になります。

実際に、私が牽引する軽トレーラーの最大積載量は「200kg」となっているので、この重量を超えての牽引はすることができません。

筆者の参考データ
  • 牽引車両=軽トレーラー(最大積載量200㎏)
  • 2馬力ボート=ホープボート DS-110LⅢ(62㎏)

輸送時の艤装アイテム

  • 2馬力船外機=18.4㎏(トーハツ)
  • クーラーボックス=10㎏(100ℓ)
  • タックル類=約15㎏
  • ドーリー=5㎏

合計110.4㎏

軽トレーラーは最大12.2フィートまで積める!

軽トレーラーが積載できる最大長さは「12.2フィート」となっています。

メートルに直して計算すると、軽トレーラーで積載できる最大ボート長は3.74m(12.2フィート)、小型トレーラーだと5.17m(16.9フィート)、17フィート以上のボートの牽引であれば普通トレーラーが必要です。

2馬力ボートであれば最大サイズが3.33m(11フィート)となっているので、問題なく軽トレーラーに積載して牽引することができます。

しかし、仮に軽トレーラー以上の普通トレーラーでボートを輸送するのであれば、最大積載量が750kgを超えるので、けん引免許が必要です。

軽トレーラーからはみ出して牽引できるの?

軽トレーラーは「全長、全幅の20%まで」はみ出して積載することが可能です。

令和4年5月13日より、道路交通法の改正により、前後、横方向へのはみ出しはトレーラー全長、全幅の1.2倍の範囲内に収まるボートであれば、積載して輸送することができます。※前後左右10%ずつはみ出してもよい

私自身の軽トレーラーのサイズは3.39m×1.47mとなっており、牽引車両(ステップワゴン)と合わせると全長は8.35mになります。

この全長からはみ出してもいい長さを求めると、軽トレーラー後方に83.5cmまではみ出しても問題ないという計算になります。

しかし、軽トレーラーに2馬力ボートを積載すると、ボート単体でも軽トレーラーからはみ出してしまう場合があります。

この状態でエンジンを付けたまま積載してしまうと、10%の制限を超過してしまうこともあるので、輸送前にしっかりと確認しておきましょう。

また、エンジンを取り付けたままの輸送を制限する法律はありませんが、エンジンが落下する可能性があるので、落下防止の固縛は必須となります。

2馬力ボートを軽トレーラーで牽引するときの注意点

私は仕事で大型トレーラーをけん引していますが、軽トレーラーの運転はプロの私でも難しいと感じることがあり、難しく感じる理由が注意点となります。

  • サイドミラーから視認できない
  • 牽引車両とボートの接触の危険がある

直進に関してはさほど難しくはなく、普通車を運転する感覚で右左折することができるでしょう。

しかしバックについては、車幅の関係で車両によってはサイドミラーに映らず、初心者ではうまく思った位置にバックすることは難しいでしょう。

軽トレーラーの車幅は1.47m、牽引車両(ステップワゴン)の場合1.75mと、その差は28cmもあり、ミラーからは軽トレーラーを確認することができません。

軽自動車であれば車幅が1.48m以下となっているので、サイドミラーから軽トレーラーを確認することができますが、牽引車両が普通車の場合にはミラーに映りません。

そのため、バックが非常に難しいので窓から顔を出して目視しながらバックする必要があるでしょう。

また、牽引車両と軽トレーラーの角度がきつすぎると、船体が車両に接触してしまい、どちらにも破損や損害が出てしまいます。

慣れないうちはどうしても感覚をつかみにくいので、自信がないのであれば一度停止してどれほどの余裕があるのかを降りて確認することをおすすめします。

軽トレーラーの車検と維持費

ここでは、軽トレーラーの車検と維持費について解説していきます。

軽トレーラーの車検は2年に1回

軽トレーラーには車検がないと思っている方が多くなっていますが、実際には「軽トレーラーには車検が必要」です。

軽トレーラーの車検は新車であっても継続検査であっても「2年に一回」の車検を受ける必要があります。

車種軽トレーラー(積載350㎏)普通トレーラー(積載500㎏)
新車登録後の有効期限2年2年
継続検査有効期限2年1年
車種別有効期限比較

軽自動車に分類される軽トレーラーの車検は、許可を持つディーラーや一般整備工場、軽自動車協会でのユーザー車検が主な車検方法になります。

軽トレーラーには一般的な車両のようにブレーキが備わっていないので、車検自体は簡単で個人の整備で車検に通すことも可能です。費用を抑えたい方はユーザー車検に挑戦してみることをおすすめします。

軽トレーラーの維持費は?

軽トレーラーにかかる維持費は年間約「7千円~2万円」程度かかり、詳しい内訳をご紹介します。

  • 車検費用(維持費の90%以上)
  • タイヤ交換費用
  • その他メンテナンス費用

維持費の中で車検にかかる費用が最も多くなっています。

車検にかかる費用はユーザー車検で13,210円、ディーラーや個人の整備工場で受けた場合、4万円程度が相場となっています。

  • ユーザー車検=13210円÷2年=年間6610円
  • ディーラー、工場車検=4万~÷2年=2万円以上

そのため、維持費を安く抑えたいのであれば、「ユーザー車検」がおすすめで、年間維持費をかなり安く抑えることができます。

軽トレーラーの維持費や、車検にかかる費用についてもっと詳しく知りたい方は、下記記事がおすすめです。

【ユーザー車検】軽トレーラーの車検方法と費用について!軽トレーラーはユーザー車検で費用を抑えよう!

まとめ

2馬力ボートは軽トレーラーで輸送可能で、最大12.2フィートまで積載して輸送することができます。

また、前後左右に10%ずつはみ出して積載することができるので、輸送の幅も広がるでしょう。

しかし、軽トレーラーの運転には注意が必要で、接触事故などの恐れがあることを十分理解して運転し、維持費なども考慮して、2馬力ボートフィッシングを楽しんでください。

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