2馬力ボートでは釣れないのではないかと不安に感じたり、2馬力ボートで釣りに行っても期待していたほどの釣果が出ないと悩んでいる方は少なくないのではないでしょうか。
ですが、少しの工夫と気づきで2馬力ボートの釣果は大きく変わります。
そこでこの記事では、2馬力ボートで釣果が出ない理由の解説、そして釣果を伸ばすための方法について解説していきたいと思います。
2馬力ボートで釣果が伸びない2つの理由
ここでは、2馬力ボート釣りでなかなか釣果が出ない理由について解説していきますので、釣果を伸ばすための参考にしてみてください。

経験不足
2馬力ボートで釣れないと感じている方で、釣果が伸びない理由の圧倒的一位は経験不足によるものが最も多くなっています。
2馬力ボート上での釣り方は縦の釣りが多く、横引きの多いショアとでは全く違う釣り方になり、いくらショアでの経験があっても、釣果につなげにくいということがあります。
また、2馬力ボートで海釣りをすると、海流によってボートが流されてしまいますが、流されながらポイントを的確に探っていくためには、やはり経験が必要になります。
魚のいる場所が分からない
2馬力ボートで釣果が出ない原因の一つが、魚がいる場所が分からないということが挙げられます。
一般的な遊漁船が何故釣れるのかというと、時間とお金を使って船長がポイントを見つけ、様々なことを試してこれならお客さんに釣らせることが出来るというポイントに連れて行くのです。
しかし、2馬力ボートで釣りを始めたばかりのころには、魚がどのポイントについているのか、ポイントを見つけても狙える魚種が何なのか判断が付きません。
その為、2馬力ボート釣りを始めたばかりであればポイントもわからず、釣れる可能性が低いのは当たり前のことなのです。
2馬力ボートで釣果を伸ばす6つのポイント

2馬力ボートで釣果が出ないと悩んでいる方も、いくつかのポイントを知っていれば釣果につなげることは可能です。
ここでは、釣果につながる5つのポイントについて解説していきますので、参考にしてみてください。
魚探は必ず装備する
2馬力ボートにおいて魚群探知機は必須アイテムで、所持していないと釣果を伸ばすことはまず出来ないでしょう。
2馬力ボートは航行速度が遅く広範囲を探ることが苦手で、魚探がないと海底の状況や水深、どの棚に魚がいるのかなどわからないことが多すぎます。
その為、効率よくポイントを発見し探っていくためには、GPS機能搭載の魚探が必須であり、最優先でそろえる必要があるアイテムだといえるでしょう。
【2024年度版】2馬力ボートにおすすめの魚群探知機3選!必要な理由と選び方とは?
陸地からの釣果がいいポイントから出船する
2馬力ボートを購入してまず悩んだことが、何処から出船したらいいのかでした。
2馬力ボートが出船できる場所は、砂浜や港内のスロープなどになりますが、何処から出船すればいいのか悩んでいるのであれば「陸からの釣果がいいポイント」からの出船がおすすめです。
理由としては陸から釣れる場所は潮の流れがよく、ベイトの群れも集まりやすいので捕食魚もそれを追って岸の近くまでよってきます。
ターゲットとなる魚は沖から岸の近くに寄って来るので、陸からの釣果がいい場所では沖に出ても釣果につながることが多くなっています。
その為、出船場所に悩んでいるのであれば陸からの釣果がいいポイントや、その場所まで2馬力ボートで行くことのできる場所から出船することをお勧めします。
出航場所が港などの場合、港湾施設の利用には注意が必要になることがあるので、事前にしっかりと確認しておきましょう。
【重要】2馬力ボートの出航場所は?港内スロープの無断利用はトラブルにつながる可能性も!
魚探の反応は必ずマークする
魚群探知機には魚の反応をマークする機能が備わっていますが、航行中に反応が出た場所をマークしていきます。
そして、漁礁などの釣果が期待できるようなポイントでは仕掛けを落として探り、反応がなければまた走行しながら魚探に反応が出た場所をマークしていきます。
マークする場所が少ないときはただのしるしですが、多くの反応が集まってくると点が線になります。
点と点を繋げて見てみることで魚の回遊ルートが分かりやすくなり、狙うポイントを絞りやすくなるでしょう。
潮目は必ずチェック
陸からの釣りでも潮目はねらい目と言われますが、2馬力ボート釣りにおいても同じようにねらい目となり、釣果を伸ばす重要なポイントになります。
潮目とは海上に現れる細い筋のようなもので海流同士がぶつかって現れたり、海底の複雑な地形に潮が当たることによって発生しますが、潮目はプランクトンが豊富で小魚が集まり、それらを狙う大型魚も潮目の中に集まりやすくなります。
その為、潮目が出ていれば必ず探り、その中で海底の起伏があるような場所ではじっくりと丁寧に探っていくと釣果につながりやすくなるでしょう。
かけ上がりかけ下がりを狙う
かけ上がりやかけ下がりを重点的に狙っていくことは、2馬力ボートのみならずボートフィッシングの基本で、このような場所には海流の変化が起きやすく、プランクトン豊富で小魚が集まりやすくなっています。
その為、ベイト狙いの青物や根魚など多くの魚種を狙うことが可能です。
もし航行中に急に深くなったり浅くなったりすることがあれば、積極的に狙ってみましょう。
多魚種、釣り種別でタックルを持ち組む
2馬力ボートは航行速度が遅く広い範囲を探ることは苦手で、限られた範囲の中でチャンスをつかむ必要があり、釣果を伸ばすためのポイントになります。
少ないチャンスを逃さないためには、他魚種に対応できるタックルを持ち込むことですが、2馬力ボートの船内は狭く、持ち込むことのできるタックルは限られているので
- ジギングタックル
- キャスティングタックル
- タイラバタックル
の3種を持ち込んでいれば多くの釣りに対応可能なので、最低でもこの3つは持ち込みましょう。
2馬力ボート釣りにおすすめのタックルとは?選び方の基準も合わせて紹介!
釣れないのではなく釣り方が分からないが正しい!

2馬力ボートは釣れないのではなく釣り方が分からないが、正しい表現だと感じています。
釣れるポイントを見つけるための方法や、ターゲットの狙い方、操船の仕方などわからないことが多い状態で出船するので釣果につながらなくて当然のことだと思います。
実際に筆者自身の経験をもとにお伝えしますと、2馬力ボートを購入して約1年間ほどは思ったような釣果が出ず、購入したことを後悔した時期もありました。
しかし、経験を重ねるごとに少しづつですが釣果が出るようになり、釣れるときには2時間ほどで上記画像のような大量釣果も出るようになりました。
その為、2馬力ボートは釣れないのではなく釣り方が分からないが正しく、時には遊漁船以上の釣果を出すことも可能です。
上記したポイントを抑えつつ自分なりの工夫を凝らして、釣果につながる方法を見つけてみてください。
まとめ
ここまで2馬力ボートでの釣り方のポイントとして
●魚探は必ず装備する
●陸地からの釣果がいいポイントから出船する
●魚探の反応は必ずマークする
●潮目は必ずチェック
●多魚種、釣り種別でタックルを持ち組む
の5つをご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
この記事がお役に立てば幸いです。
コメント