電動リールには非常に多くの種類があり、サイズや用途もそれぞれ異なるため、選ぶのが難しいことがありますよね。
しかし、フィッシングスタイルに合った電動リールを選ばないと、後で後悔することにつながります。
そこで今回は、釣り歴30年以上の経験をもとに、分かりにくい電動リールの選び方やおすすめの電動リールまで、詳しく解説していきます。
また、電動リールに必須の専用バッテリーについても解説していますので、ぜひ参考にしてください。
電動リールが選ばれる理由

電動リールが選ばれる理由は、使用することで多くのメリットがあり、釣果にも差が出るからです。
- 魚を逃しにくい
- 繊細なアタリに対応
- 体力面での負担軽減
まず、常に糸のテンションを保ちながら巻き上げられるため、バラシを防げること、操作が簡単で初心者でも安心して使えるため、魚を逃しにくくなります。
次に、微妙なアタリにも反応し、アワセと同時にスイッチを押せば、ラインが弛まずに仕掛けを浮上させられることで、魚をキャッチできる可能性が高まるというメリットもあります。
また、電動リールユーザーのほとんどの方が感じる「体力面」での負担軽減効果は非常に大きく、深い場所からの仕掛け回収や巻き上げでも楽に行うことができます。
実際に、私自身マイボートを所有し、電動リールは泳がせ釣りで使用することが多いのですが、水深50mを超えると体力的な負担が大きくなるため、この50mを基準に電動リールと手巻きリールを使い分けています。
このように、電動リールが選ばれる理由は多くのメリットがあるためですが、自分のフィッシングスタイルに合ったリールを選ばないと、使いづらく感じることもあります。選び方をしっかり理解して、自分に合った電動リールを選びましょう。
電動リールの選び方
ダイワ | シマノ |
---|---|
100 | 200 |
200 | 600 |
300 | 800 |
400 | 1000 |
500 | 2000 |
600 | 3000 |
800 | 4000 |
1200 | 6000 |
1800 | 9000 |
3000 | 1200 |
ここでは、電動リールの選び方について解説していきますので、電動リールを選ぶときの参考にしてください。
電動リールはダイワとシマノで番手に違いがあるので、上記比較表を参考にしてください。
糸巻量で選ぶ
電動リールを選ぶときにはまず、「糸巻量」を考慮して選ぶ必要があります。
なぜなら、したい釣りに合ったラインの太さや、必要になるラインの糸巻量がないと釣り自体ができないからです。
例えば、比較的に浅い場所で行うタイラバなどでは200m程度の糸巻量があれば十分ですが、水深200~400m程度の深場を狙うアカムツや、水深300m以上の深海で狙うキンメダイであれば、糸巻量200mでは全く足りず、釣りを行うことすらできません。
そのため、狙う魚種によってラインの糸巻量が適切な電動リールを選ぶことが重要になります。
魚種/釣種に合わせたサイズ選び
電動リールを選ぶときの基準二つ目は「魚種や釣種に合わせたサイズ」で選ぶことが重要です。
例えば、ライト泳がせや、ライトジギング、タイラバなどで電動リールを使用したいと考えているのであれば、手持ちしやすい小型電動リールがおすすめです。
しかし、大型の根魚などをメインに狙うのであれば強烈な引きに耐えられるように、太いラインキャパと高いドラグ力、巻き上げパワーを備えた大型電動リールがおすすめとなります。
また、一つの機種をできるだけ多くの魚種、釣種で使用したいと考えているのであれば、汎用性の高い中型の電動リールを選択するといいでしょう。
このように、電動リールには小型から大型まで多くの種類があり、狙う魚種や釣種に合わせて選ぶことで、自身のフィッシングスタイルにあった電動リールを選ぶことができるので、購入前にどのような使い方をしたいのかしっかりと考えておきましょう。
巻き上げパワーで選ぶ
電動リールを選ぶときには、「巻き上げパワー」で選ぶことも重要です。
電動リールに必要な巻き上げパワーは、最大巻き上げ力/実用巻き上げ力/最大巻き上げ速度/実用巻き上げ速度で評価されています。
巻き上げパワーは「最大巻き上げ力」ではなく、「実用巻き上げ力」が重要で、ターゲットに合ったクラスの電動リールを選ぶ必要がありますが、電源の性能で巻き上げパワーが左右されることがあります。
特に、元から遊漁船に備わっている電動リール用電源は、同船者が一度に電動リールを操作すると、巻き上げパワーが弱くなったり、最悪の場合、ストップすることもあります。
そのため、電動リールの電源に不安を感じる方は、電動リール専用のバッテリーを船に持ち込むようにしましょう。
電動リールのおすすめ27選

ここでは、電動リールのおすすめ機種を小型から9台、中型から9台、大型から9台の合計27台をご紹介していきます。
下記比較表から釣り種別の必要糸巻量を参考に、自身に合った電動リールを選んでください。
釣り種別 | PEライン号数 | 糸巻量(m) |
---|---|---|
タイラバ | 0.8〜1.2号 | 200〜300m |
イカメタル | 0.6〜1.0号 | 150〜200m |
ジギング | 2.0〜4.0号 | 300〜600m |
ヒラメ | 2.0〜3.0号 | 200〜300m |
アカムツ | 2.0〜3.0号 | 300〜500m |
キンメダイ | 4.0〜6.0号 | 600〜1000m |
カツオ・マグロ | 4.0〜8.0号 | 300〜500m |
アマダイ | 1.5〜2.5号 | 200〜300m |
深場五目釣り | 3.0〜5.0号 | 400〜800m |
小型電動リールのおすすめ9選
ここでは、小型電動リールのおすすめを厳選して9機種をご紹介します。
小型電動リールは、「ライト泳がせ」「ライトヒラメ」「ライトジギング」「コマセ」などに適したリールで、主に手持ちで行う釣りに最適です。
【シマノ】プレイズ600
自重 | 470g |
最大ドラグ力 | 5.0㎏ |
糸巻量(PE‐m) | 2-300、3-200、4-150 |
実用巻き上げ力 | 3㎏ |
電動ライトゲームのベーシックモデル
PE2号300m、PE3号200mのラインキャパシティを有し、タチウオテンヤ、マルイカ、コマセマダイ、テンビンタチウオ、ヒラメ、浅場アカムツなど、幅広い電動ライトゲームに対応するベーシックモデル。
ハンドル長も65㎜あり、手巻き時も軽い力で快適に巻き上げできることも魅力。
こんな方におすすめ!
- ライト向き電動リールが欲しい方
- 船釣り入門の方
【シマノ】プレイズ 800
自重 | 615g |
最大ドラグ力 | 10㎏ |
糸巻量(PE‐m) | 4-300, 5-230, 6-180 |
実用巻き上げ力 | 6㎏ |
電動リールのパワーベーシック
シマノがパワーベーシックとして開発しただけあり、最大巻き上げ力49㎏、実用巻き上げ力6㎏はまさに「パワーベーシック」。
パワーだけではなくスピードにも優れ、コストパフォーマンスが高い一台。
こんな方におすすめ!
- 小型でもパワーモデルが欲しい方
- コスパの高いリールが欲しい方
【シマノ】フォースマスター200
自重 | 395g |
最大ドラグ力 | 5.0㎏ |
糸巻量(PE‐m) | 0.8-270、1-220、1.5-150 |
実用巻き上げ力 | 3㎏ |
軽量、コンパクトが魅力
フォースマスター200の糸巻き量は、PE0.8号270メートル~1.5号150メートル。
ライトラインがメインとなるマルイカ、深場カワハギ、ライトアジ、ライトヒラメにおすすめの電動リールで、電動タイラバなどライトゲーム全般に適している。
軽量コンパクトで手にフィットするため、手持ちでのやりとりを楽しみたい方におすすめ。
こんな方におすすめ!
- ライトゲーム向けの電動リールが欲しい方
- 手持ちにこだわりたい方
【シマノ】フォースマスター600
自重 | 490g |
最大ドラグ力 | 10㎏ |
糸巻量(PE) | 2-300, 3-200 |
実用巻き上げ力 | 6㎏ |
パワフルコンパクトが魅力!
糸巻量PE2号300m/PE3号200mはタチウオ、コマセマダイ、青物など小型電動リールの中でも汎用性が高く、様ざまなフィールドで多彩な魚種に対応可能。
また、どのような姿勢でも瞬時の電動アワセを可能にするフッキングモードが優秀。
こんな方におすすめ!
- 小型でもドラグ力が欲しい方
- 汎用性の高いリールが欲しい方
【ダイワ】シーボーグ100J
自重 | 375g |
最大ドラグ力 | 7㎏ |
糸巻量(PE) | 1‐300、1.5‐200 |
実用巻き上げ力 | 6㎏ |
軽く感度抜群!
ラインキャパはPE1号300メートル、1.5号200メートルで、タチウオ、マルイカ、アジ、イサキ、アマダイ、ヒラメ、カワハギのほか、タイラバやイカメタルまで幅広い魚種と釣り種に対応。
竿を握った手の親指一本で、巻き上げやクラッチのオン・オフを行える操作性の高さが魅力。
こんな方におすすめ!
- 手に収まるサイズの電動リールが欲しい方
- 操作しやすい電動リールが欲しい方
【ダイワ】シーボーグ G200J
自重 | 520g |
最大ドラグ力 | 10㎏ |
糸巻量(PE) | 1-600/1.2-500/1.5-450/2-300/3-200 |
実用巻き上げ力 | 10㎏ |
電動モバイルセッティング可能!
電動リールの機能設定がスマホから行える「電動モバイル設定」付きで、簡単にシャクリパターンなどをセッティングすることができます。
タチウオテンヤやタイラバ、マイカ、アジ、イサキ、根魚など多くの魚種に対応し、PE2号が300メートル巻けるラインキャパは、100メートル以上の水深であっても安心です。
こんな方におすすめ!
- ハイエンドモデルが欲しい方
- ラインキャパの多い電動リールが欲しい方
【ダイワ】シーボーグ200J
自重 | 490g |
最大ドラグ力 | 10㎏ |
糸巻量(PE) | 1.5-450/2-300/3-200 |
実用巻き上げ力 | 10㎏ |
軽量コンパクト&ハイパワー!
タチウオ、コマセマダイ、青物、ライト落し込み、ヒラメ、アマダイ、浅場のヤリイカ、アカムツはもちろん、イサキ、シマアジ、そしてアジ釣りなど、幅広いライトゲームに対応。
パワフル巻上のシングルハンドルと、手返し重視のダブルハンドルで、ターゲットに応じて使い分けができる充実のラインナップが魅力。
こんな方におすすめ!
- ドラグ力の高い電動リールが欲しい方
- 片手で操作できる電動リールが欲しい方
【ダイワ】レオブリッツ 200J
自重 | 480g |
最大ドラグ力 | 8.5㎏ |
糸巻量(PE) | 1-600/1.5-450/2-300/3-200 |
実用巻き上げ力 | 9㎏ |
上位機種にも劣らない機能を搭載。
ドラグ力8.5㎏や巻上力9㎏は、タチウオテンヤやタイラバ、マイカ、アジ、イサキ、根魚などに対応できる十分なスペック。
ハイパワー・ハイスピードを実現し快適操作のJOGパワーレバーで、操作性が高いことが魅力。
こんな方におすすめ!
- 操作性の高い電動リールが欲しい方
- 上位機種並みのスペックが欲しい方
【テイルウォーク】ERAN SW DENDO150PH
自重 | 450g |
最大ドラグ力 | 6㎏ |
糸巻量(PE) | 1‐300 |
実用巻き上げ力 | メーカー表記なし |
人気の理由はスプールの交換!
タイラバ、タチウオジギング、イカメタル、根魚、小型回遊魚などライトゲームにマッチするコンパクトシェイプでアングラーが扱いやすいサイズ感が魅力
人気の理由はスプールが交換できることで、スプールを追加購入すれば1台で対応できる範囲が広がり、ライントラブルの解消にもつながります。
こんな方におすすめ!
- スプールの交換が可能な電動リールが欲しい方
- コスト重視で選びたい方
小型電動リールについてもっと詳しく知りたい方は、下記の記事でさらに詳しく解説していますので、参考にしてください。
【2025年最新】小型電動リールのおすすめ11選!最適機種の選び方と専用バッテリーの必要性とは?
中型電動リールのおすすめ9選
ここでは、中型電動リールのおすすめを厳選して9機種をご紹介します。
中型電動リールは、一言で表すと「万能タイプ」で、多くの釣り種やターゲットに対応できるスペックを備えた、汎用性の高いリールです。
初めての電動リール選びで悩んでいるのであれば、おすすめできるのが中型電動リールです。
【シマノ】プレイズ 1000
自重 | 615g |
最大ドラグ力 | 10㎏ |
糸巻量(PE) | 5-270/6-200 |
実用巻き上げ力 | 6㎏ |
多機能なコストパフォーマンスモデル
青物などにおすすめのモデルで、コンパクトながら強力なトルクを発揮するベーシック電動リール。
ロッドと一体化するロープロファイル化した設計でパーミングしやすく、クラッチの切り替えなど片手での操作性が高く手返しの良いのが魅力。
こんな方におすすめ!
- コストパフォーマンスモデルが欲しい方
- 多機能な電動リールが欲しい方
【シマノ】フォースマスター 1000
自重 | 680g |
最大ドラグ力 | 15㎏ |
糸巻量(PE) | 2-600/3-400/4-300/5-230 |
実用巻き上げ力 | 8.5㎏ |
手持ち操作でパワーファイトが可能!
小型電動リールに近いサイズながら、3000番クラスのパワーと高耐久性を融合させたフォースマスター1000。
パワー、スピード、すべてがサイズ以上のスペックで手持ちでのパワーファイトにおすすめの電動リールとなっています。
こんな方におすすめ!
- パワーファイト向きの電動リールが欲しい方
- 中型リールでライトゲーム感を味わいたい方
【シマノ】フォースマスター 2000
自重 | 675g |
最大ドラグ力 | 15㎏ |
糸巻量(PE) | 3-500/4-400/5-300 |
実用巻き上げ力 | 8.5㎏ |
落とし込みで人気!
PE4号400メートルのラインキャパシティを誇るフォースマスター2000は、青物や落とし込み、マダイ、沖イカ、中深場など、多様な船釣りに対応。
ベテランの船釣りヘビーユーザーから、初心者までおすすめできる使いやすさとスペックが魅力の電動リール。
こんな方におすすめ!
- 落とし込み向けの電動リールが欲しい方
- 魚探情報をリールで確認したい方(探見丸搭載船)
【シマノ】ビーストマスター 1000EJ
自重 | 700g |
最大ドラグ力 | 15㎏ |
糸巻量(PE) | 3-400/4-300/5-230 |
実用巻き上げ力 | 9.5㎏ |
電動ジギング対応!
ビーストマスター最小サイズの1000番に電動ジギング対応のEJモードを搭載。
PE3号をメインラインに使用した10kg級の青物狙いのほか、PE2号で600mとラインキャパシティも十分にあるので、中深海の釣りにも幅広く活躍できる汎用性の高さも魅力。
こんな方におすすめ!
- 電動ジギングモデルが欲しい方
- 中深海まで対応の電動リールが欲しい方
【シマノ】ビーストマスター 2000
自重 | 690 |
最大ドラグ力 | 15㎏ |
糸巻量(PE) | 3-500/4-400/5-300 |
実用巻き上げ力 | 9.5㎏ |
電動ジギングや幅広い船釣りに!
ビーストマスター2000は糸巻き量PE4号400mでカバーすることができる電動ジギングや落し込み、沖イカや中深場などにおすすめの電動リール。
電動ジギング特有の高速巻き上げと強力なパワーに加え、手巻きジギングのような繊細なアクションも自在に演出可能。
こんな方におすすめ!
- ブリジギング向きの電動リールが欲しい方
- 汎用性の高い電動リールが欲しい方
【ダイワ】シーボーグ 300MJ
自重 | 670g |
最大ドラグ力 | 13㎏ |
糸巻量(PE) | 3-400/4-300 |
実用巻き上げ力 | 20㎏ |
アルミJOGによる快適操作、軽量化!
電動リールに求められる充実の基本性能はそのままに操作性、軽量化されたシーボーグフラッグシップモデル。
棚取り・誘い・スロー巻上げ・アワセ・回収までスピードコントロールは親指ひとつで釣り人の思うがままに操作できる操作性の高さが魅力。
こんな方におすすめ!
- 落とし込み向き電動リールが欲しい方
- 片手で操作性できる電動リールが欲しい方
【ダイワ】シーボーグ 400J
自重 | 600g |
最大ドラグ力 | 16㎏ |
糸巻量(PE) | 3-500/4-400/5-300/6-230 |
実用巻き上げ力 | 14㎏ |
ワンランク上の大型魚が狙える!
電動ジギングでキハダ、カンパチといった大型魚を狙うのに適した電動リール。
エサ釣りでは、落とし込み・タチウオ・マイカ・アジ・根魚など多くの釣り種や魚種に対応し、非常に汎用性が高く、電動モバイルセッティングも魅力。
こんな方におすすめ!
- 電動ジギング向けハイエンドモデル欲しい方
- 大型魚向け電動リールが欲しい方
【ダイワ】レオブリッツ 300JL
自重 | 540g |
最大ドラグ力 | 13㎏ |
糸巻量(PE) | 3-400/4-300 |
実用巻き上げ力 | 11㎏ |
あらゆるターゲットに対応!
基本性能に優れ、青物・沖イカから中深場まであらゆるターゲットに対応し、電動モバイルセッティング対応で簡単設定。
落下速度を瞬時に変えるフォールブレーキダイヤルは落とし込みのベイトの付きや、スルメイカの中層反応をしっかりとらえます。
こんな方におすすめ!
- 青物向け電動リールが欲しい方
- 汎用性の高い電動リールが欲しい方
【ダイワ】レオブリッツ 400J
自重 | 560g |
最大ドラグ力 | 13㎏ |
糸巻量(PE) | 3-500/4-400/5-300 |
実用巻き上げ力 | 11㎏ |
手持ちで快適なフィーリング!
落とし込みや、スルメイカなど基本性能に優れ、青物・沖イカから中深場まであらゆるターゲットに対応している電動リール。
軽量だけではなく「BRITZモーター」搭載でハイパワー・ハイスピードを実現し、ドラグは滑らかに効き続けるATDが搭載されていることが魅力。
こんな方におすすめ!
- 落とし込み向けの電動リールが欲しい方
- 中深場まで対応の電動リールが欲しい方
中型電動リールについてもっと詳しく知りたい方は、下記の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。
【2025年最新】中型電動リールのおすすめ11選!後悔しない選び方とバッテリーの必要性とは?
大型電動リールのおすすめ9選
ここでは、大型電動リールのおすすめを9機種厳選してご紹介します。
大型電動リールは、糸巻量が多く、中型や小型の電動リールでは狙えない深海やマグロなどの大型魚に対応したリールです。しかし、その分汎用性が低く、対応できる釣り種も少なくなります。
【シマノ】フォースマスター 3000
自重 | 795g |
最大ドラグ力 | 20㎏ |
糸巻量(PE) | 4-450/5-350/6-300/8-200 |
実用巻き上げ力 | 11㎏ |
高負荷の釣り向き!
大型魚やイカの多点掛けなど、パワーと耐久性が求められる釣種領域で能力を発揮する電動リール。
大型青物や巨大底物、さらに巻き上げ距離が長く高負荷がかかる場面でも安心の耐久性が魅力で、泳がせ釣りや落とし込み向けの一台。
こんな方におすすめ
- 耐久性の高い電動リールが欲しい方
- 泳がせ釣りや落とし込み向けの電動リールが欲しい方
【シマノ】ビーストマスター MD3000
自重 | 1090g |
最大ドラグ力 | 25㎏ |
糸巻量(PE) | 4-470/5-350/6-300/8-200 |
実用巻き上げ力 | 14㎏ |
9000番サイズに匹敵するスペック!
9000番クラスに匹敵するスペックが魅力のビーストマスターMD3000。
強烈な引きの大型カンパチ、落し込みでのヒラマサやブリ、長時間の超高負荷状態に晒される大型スルメイカの多点掛けなど、ヘビーモードのやり取りに強い電動リール。
こんな方におすすめ!
- サイズ以上のスペックが欲しい方
- 高負荷に耐えられる電動リールが欲しい方
【シマノ】プレイズ 4000
自重 | 1245g |
最大ドラグ力 | 15kg |
糸巻量(PE) | 5-600/6-500/8-300/10-270 |
実用巻き上げ力 | 10㎏ |
電動パワーゲームのベーシックモデル!
PE6号500mのラインキャパシティは大型青物やスルメイカ、アカムツなどの中深場からキンメダイなどを狙うライト深場までカバー。
巻上持久力10kg、最大巻上速度170m/分と非常に高いスペックはおすすめの理由。
こんな方におすすめ!
- 中深場から深場対応の電動リールが欲しい方
- カンパチやヒラマサ向けの電動リールが欲しい方
【シマノ】ビーストマスター MD6000
自重 | 2070g |
最大ドラグ力 | 43㎏ |
糸巻量(PE) | 6-830/8-600/10-450/12-380 |
実用巻き上げ力 | 38㎏ |
巨大魚を獲るための電動リール!
キハダ、クエ、カンパチなどの巨大魚を獲るための、圧倒的なパワーとスピードが魅力のシマノ史上最強の電動リール。
MD=モンスタードライブの略で、ドラグ力43㎏、実用巻き上げ持久力38㎏は、まさにモンスターを獲るための電動リール。
こんな方におすすめ!
- 巨大魚向け電動リールが欲しい方
- コストよりスペック重視の方
【シマノ】ビーストマスター 9000
自重 | 1485g |
最大ドラグ力 | 25㎏ |
糸巻量(PE) | 6-1100/8-900/10-650/12-550 |
実用巻き上げ力 | 20㎏ |
泳がせ、キハダ向き!
泳がせ釣りや大型のキハダ狙いにおいて、必要となる巻き上げ性能と耐久性を備えたビーストマスター9000。
PE8号900mのラインキャパシティはキンメダイ・ムツ・アコウダイ・アブラボウズなど深場釣りでも活躍し、リールを手に持ってのファイトも可能な自重も魅力。
こんな方におすすめ!
- 大型狙いの泳がせ釣り
- 深場まで対応する電動リールが欲しい方
【ダイワ】シーボーグ 500MJ-AT
自重 | 980g |
最大ドラグ力 | 23㎏ |
糸巻量(PE) | 5-400/6-300 |
実用巻き上げ力 | 22㎏ |
パワーとスピードが魅力!
ヒラマサ・ブリ・カンパチの青物からスルメイカの多点掛け、中深場のキンメ・ムツ・タラや相模湾キメジ・カツオまで幅広く対応。
青物の走りをいなし、滑らかに効き続けるタフドラグATDで不意に大物が掛かっても安心してやり取りを楽しむことができます。
こんな方におすすめ!
- 電動ジギング向け電動リールが欲しい方
- 落とし込み向け電動リールが欲しい方
【ダイワ】レオブリッツ S500
自重 | 740g |
最大ドラグ力 | 10㎏ |
糸巻量(PE) | 5-350/6-300 |
実用巻き上げ力 | 11㎏ |
汎用性の高さが魅力!
マダイ・青物・イカ・アジはもちろん、小型電動リールでは荷が重いような高負荷の釣りには「500サイズ」が定番。
また、吹かせ釣りに必要なフカセモードもしっかり搭載されているため、多くの釣り種や魚種に対応するハイパフォーマンスが魅力。
こんな方におすすめ!
- 汎用性の高い電動リールが欲しい方
- ハイパフォーマンスモデルが欲しい方
【ダイワ】シーボーグ 600MJ
自重 | 970g |
最大ドラグ力 | 28㎏ |
糸巻量(PE) | 5-500/6-400/8-300 |
実用巻き上げ力 | 22㎏ |
手持ちで大物が狙える!
手持ち500サイズボディー970gでありながら、PE8号-300mのラインキャパを持ち併せ、キハダ・カンパチ等ワンランク上の大物が狙える電動リール。
スタンディングでのロッド持ち替え時でも左親指でJOG、右手ではパワーレバーと操作性に優れているのもおすすめの理由。
こんな方におすすめ!
- 大物対応の電動リールが欲しい方
- 手持ちで電動リールを使用したい方
【ダイワ】シーボーグ 800MJ
自重 | 1780g |
最大ドラグ力 | 36㎏ |
糸巻量(PE) | 6-800/8-600/10-500 |
実用巻き上げ力 | 52㎏ |
ダイワの最高峰電動リール!
大物対応の電動リール、「シーボーグ G800MJ」は最大ドラグ力36㎏、実用巻き上げ力52㎏と不意に大物が掛かっても安心のスペック。
「REMOTE JOG」を使用することで、離れた場所からでもリールの操作が可能になり、小型番手を操作するかの様にワンハンドでの巻上げ操作が可能。
こんな方におすすめ!
- ハイエンドモデルが欲しい方
- 大物対応の電動リールが欲しい方
大型電動リールについてもっと詳しく知りたい方は、下記の記事で詳細に解説していますので、参考にしてください。
【2025年最新】大型電動リールのおすすめ15選!専用バッテリーの必要性と選び方も紹介!
電動リール用バッテリーの必要性と選び方!

ここでは、電動リール用バッテリーの必要性や選び方について解説していきます。
電動リール用バッテリーの必要性
電動リールを使用する場面は主に遊漁船などです。遊漁船には電動リール用の電源が設置されていることがほとんどのため、必要ないと思う方も多くいます。しかし、自分専用のバッテリーを持ち込むことには大きなメリットがあります。
まず、遊漁船に備え付けられている電動リール用の電源ですが、状況によっては動作にストレスを感じることがあります。
- 船長の指示で全員が仕掛けを回収するとき
- 同船者の多くに魚が掛かり、同時にリールを操作しているとき
これらの場面では、高負荷が掛かることで最悪の場合、電力不足により巻き上げがストップすることもあります。
どのような釣りでも、魚が掛かっているときにテンションが緩むと、バラシにつながる可能性が高くなります。結果として、せっかく掛けた魚を釣り上げることができなくなり、余計なストレスを感じるでしょう。
そのため、遊漁船に電動リール用の電源が備え付けられている場合でも、電動リール用バッテリーを所持しておくことには非常に大きなメリットがあると言えます。
電動リール用バッテリーの選び方
電動リール用バッテリーを選ぶ際には、適切な種類や性能を理解することが大切です。選び方を押さえて、自分に合ったバッテリーを見つけましょう。
ディープサイクルバッテリーがおすすめ
電動リールには「ディープサイクルバッテリー」が最適です。このタイプは一定の電流を安定して供給でき、繰り返しの充放電に強い特性があります。
これにより、長時間の使用や高負荷時でも安定した動作が期待できます。
一方、車用の「スターターバッテリー」は瞬間的な高電流の放出が得意ですが、繰り返し利用には不向きです。
バッテリーの種類
バッテリーには「鉛タイプ」と「リチウムタイプ」があります。
鉛バッテリーはコストが安く手に入りやすいものの、重量があり持ち運びに不便です。
対して、リチウムイオンバッテリーは軽量かつ長寿命で高性能ですが、価格が高めです。
特徴の比較
- 鉛バッテリー:安価だが重い。コスパは良いがポータブル性に欠ける。
- リチウムバッテリー:軽量で高性能。管理が簡単だが価格は高め。
容量と電圧の目安
バッテリー容量は最低でも10Ah以上が推奨され、大型リールを使う場合は20Ah以上が安心です。
電圧は12V〜14.8Vが適切で、電圧が高いほど巻き上げ速度やパワーが向上します。ただし、14.8Vを超えると機器に負荷がかかる可能性があるため注意が必要です。
電動リール用バッテリーの選び方やおすすめのバッテリーについて、さらに詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
【2025年最新】電動リール用バッテリーおすすめ11選!選び方と使用上の注意点!
まとめ
電動リールは釣果に差が出たり、体力面での負担軽減など、多くのメリットが選ばれる理由となっています。
電動リールを選ぶ際には、「糸巻き量・魚種や釣り種に合わせたサイズ・巻き上げパワー」をしっかりと考えて選ぶと、自身にとって最適な電動リールを選ぶことができるでしょう。
また、電源の備わった遊漁船であっても、一度に多くの方が電動リールを操作することで電圧が下がり、力が弱い、巻けないなどの不具合が起こる可能性を考え、電動リール専用のバッテリーを所有しておくことが重要になります。
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