魚群探知機の中でも非常に人気の高いホンデックスのPS-611CN2シリーズには4つの機種がありますが、その違いがよくわからず「どれを選べばいいのかわからない」ということも多くなっています。
実際に魚群探知機は釣り種や深度などによって使い分けることが一般的ですが、PS-611CN2シリーズの違いがわからないと、選びようがありませんよね。
そこでこの記事では、PS-611CN2シリーズの4機種の違いや選び方、おすすめ機種をランキング形式でご紹介していきますので、ホンデックスのPS-611CN2シリーズ購入の参考にしてみてください。
ホンデックスのPS-611CN2シリーズの違い

ホンデックスの魚群探知機PS-611CN2シリーズには4つの機種があります。
- PS-611CN2
- PS-611CN2+BM
- PS-611CN2-DP
- PS-611CN2-DP+BM
具体的な違いとしてはBMが付いている機種とDPが付いている機種、BMとDP両方が付いている機種があります。
- BM=電池ボックス一体型のバッテリー付き
- DP=ディープモード機能搭載
これをシリーズに当てはめると
- PS-611CN2=バッテリーなし/ディープモードなし
- PS-611CN2+BM=バッテリーあり/ディープモードなし
- PS-611CN2-DP=バッテリーなし/ディープモードあり
- PS-611CN2-DP+BM=バッテリーあり/ディープモードあり
となります。
PS-611CN2シリーズの優秀すぎる4つの特徴

ここでは、PS-611CN2シリーズの優秀すぎる4つの特徴について解説していきます。
ディープモードが優秀!

PS-611CN2シリーズの優秀すぎる4つの特徴のうちの一つが、ディープモードが搭載されていることです。
魚群探知機の仕組みは、周波数を海底に向かって発信し、跳ね返って来た周波数を受信することで魚群や海底の起伏を判別することができるようになっています。
使用されている周波数には200Hzと50Hzがあり、200Hzは浅場に強く深場に弱い、50Hzは浅場に弱く深場に強いという特徴があります。
ディープモード搭載機種は、この周波数のモード切り替えを本体で可能にしたことで、2つの周波数のいいとこ取りをすることが可能になりました。
使用する深度によって簡単に200Hzと50Hzの使い分けができ、正確で確実な情報を得ることができるということは、当然釣果にもつながりやすくなります。
そのため、本体のモード切り替えだけで簡単に周波数を切り替えられるディープモードは非常に優秀な機能だと言えるでしょう。
- 周波数には向き不向きがある
- ディープモードは周波数の切り替え
電池ボックス一体型のポータブルスタイルが優秀!
PS-611CN2シリーズの一番の特徴はポータブルスタイルで使える魚探であることです。
PS-611CN2+BMとPS-611CN2-DP+BMには、BMO製のリチウムイオンバッテリーが付属し、バッテリーは電池ボックスにそのままはめ込むことができる構造で、魚探とバッテリー一体型として使用することができます。
もともとポータブル魚群探知機として人気のあった機種ですが、電池ボックス一体型のバッテリーを採用したことで、さらにポータブル性能は向上しました。
ほかのメーカーの魚群探知機では外部バッテリーを使用しますが、スペースの確保やバッテリー自体の重量など、持ち運んで使用するにはデメリットも多くなります。
しかし、PS-611CN2+BMとPS-611CN2-DP+BMの2機種ではスペース確保や外部バッテリーを必要としません。
また、PS-611CN2シリーズは外部バッテリーを使用したとしても、架台までセットになったバッテリーの取り扱いがあるので、どの機種でもポータブル性は高く、ポータブル魚群探知機としての性能を、最大限発揮することができるでしょう。
- 持ち運びが容易
- どのシリーズもポータブル性能が優秀
底質判別機能が優秀!

底質判断機能とは、底質が何であるかを判別するための機能ですが、釣りをするときに底質の状況を判断できることは、釣果につながるポイントです。
PS-611CN2シリーズでは海底の硬さを0~20でグラフ表示することで、おおよその底質変化を判断することができます。
数字が大きくなるほど底質が硬い可能性があり、0に近づくほど底質は柔らかくなり、底質が硬ければ岩場やゴロタ場、柔らかいと砂地と、おおよそで判別できることから、狙える魚種や仕掛けを総合的に判断することが可能です。
たとえばヒラメは砂地に住む代表的な魚ですが、底質判別機能を使うことで砂地か岩場を識別し、効率よく狙って行くことが可能となるので非常に優秀な機能と言えるでしょう。
- 底質判断が釣果を伸ばす
- 底質に合わせて釣り方を選べる
汎用性の高さがずば抜けて高い!

ディープモードや電池ボックス一体型バッテリー、底質判別機能の搭載でPS-611CN2シリーズは汎用性がずば抜けて高い魚群探知機と言えます。
ディープモードで浅場から深場までの広域範囲を探り、ポータブル性に優れた特徴から船内のせまい2馬力ボートから小型船舶、そして、船内にほとんどスペースのないカヤックでも問題なく使うことができます。
また、釣りイカダや港など船以外での使用も可能なので、PS-611CN2シリーズが一台あれば、多くの釣り場で使うことが可能です。
いろいろな釣り場や釣種で、海中の可視化ができるPS-611CN2シリーズは汎用性が非常に高く、釣果に関わってくることは間違いありません。
- どこでも使用できる汎用性
- 船だけではなく釣りイカダでも
PS-611CN2シリーズの選び方

PS-611CN2シリーズの選び方は、自分の釣り方や釣り種に使用する場所によって選び、釣行時間、深度、使用船舶が選び方の基準になります。
まず、釣行時間ですがPS-611CN2シリーズは乾電池駆動で約8時間、電池ボックス一体型バッテリーが約12時間、専用外部バッテリーで約20時間の駆動が可能です。※乾電池は一回の釣行ごとに交換するため電池ゴミが多くなる。
そして、深場での使用を現在考えていなくても、このさきどのような釣りを楽しむかわからないので、DP(ディープモード)搭載機種を選ぶ方がのちに後悔することは少ないでしょう。
最後に使用船舶ですが、PS-611CN2シリーズのコンセプトは「ポータブル魚群探知機」で、その強みが発揮される場面は、船内の狭い2馬力ボートや小型船舶、カヤックなどでの使用です。
ポータブル性能を生かすためには、電池ボックス一体型バッテリーを使用するのが一番ですが、専用外部バッテリーセットもあるので、どちらを選んでもポータブル性能に問題はありません。
PS-611CN2シリーズおすすめ機種ランキング!
ここでは、PS-611CN2シリーズをランキング形式でご紹介し、外部専用バッテリーや予備で使用できる一体型バッテリーも合わせてご紹介しますので、機種選びの参考にしてみてください。
バッテリーBS07セット
- バッテリー
- 充電器
- 電源コード
- カバー
- ベース用金具
- 取り付け架台セット
ホンデックスのPSシリーズで使用できる、バッテリーセットでPS-611CN2でも使用できます。
5型液晶PS-611CN2の使用では最大で20時間の使用が可能。
電池ボックス一体型バッテリー(予備用)
- バッテリー本体
- チャージャー
- 取扱説明書
- 保証書
HONDEX魚探4.3型液晶モデルケース対応(乾電池駆動タイプ)
主な対応機種:HE-68WB/PS-610C/PS-611CN II/PS-611CN/PS-511CN/HE-57/PS-500/PS-501など。
BMO製リチウムイオンバッテリーは最長12時間の使用が可能だが、これよりも長い時間での釣行があるのであれば持っておくと安心。
魚探用バッテリーの選び方

PS‐611CNシリーズの電源には、ポータブル性能を活かすことができる、電池ボックス一体型のBMO製リチウムイオンバッテリーが最もおすすめです。
しかし、長時間の釣行や電動リールを同時に使いたいなど、フィッシングスタイルに合わない場合には、以下の点に注意して魚探用バッテリーを選ぶ必要があります。
- ディープサイクルバッテリーを選ぶ
- 使用予定容量の1.3~1.4倍のバッテリーを選ぶ
- メンテナンスフリーバッテリーを選ぶ
- サイズや重量で選ぶ
上記の注意点の中で最も重要なのは「ディープサイクルバッテリー」を選ぶことであり、この点を中心にバッテリーを選ぶと良いでしょう。
ディープサイクルバッテリーは繰り返しの充放電に強く、一定の電流を長時間供給し続けることが得意なため、魚探に最も適したバッテリーとなります。
そのため、ディープサイクルバッテリーを中心に注意点を考慮しながら魚探用バッテリーを選ぶことで、フィッシングスタイルに合った魚探用バッテリーが見つかるでしょう。
魚群探知機のバッテリー選びについてもっと詳しく知りたい方は、下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
【重要】魚探用バッテリーの選び方と容量の計算方法を紹介!おすすめのバッテリーは?
コスパ最強のPS-611CN2シリーズ!

PS-611CN2シリーズがコスパ最強だといえる理由は「上位モデルに引けを取らない高スペック機能」です。
- 全国詳細地図搭載
- GPS機能搭載
- 航跡記録
- マーク記憶
- ディープモード
- ボンディング液晶
- 魚探オート機能
- フィッシュマーク表示
- 画面拡大
- 底質判別機能
これだけのスペックがそなわって一番価格の高い機種本体が5万8千円程度、電池ボックス一体型バッテリー付き機種でも6万5千円程度です。
仮に外部バッテリーセットと合わせて購入しても、7万円台前半ですべての装備が整います。
ほかのメーカーであれば、これだけのスペックの魚群探知機は10万円近くするのが一般的で、外部バッテリーも合わせると間違いなく10万円を超えるので、PS-611CN2シリーズがいかにコスパに優れているのか分かります。
そのため、この価格帯で高スペックの機能がそなわっているPS-611CN2シリーズは「コスパ最強」であるといえるでしょう。
まとめ
ホンデックスのPS-611CN2シリーズは、魚群探知機の中でも人気の高い機種で、4つのモデルがあり、それぞれ特徴が異なります。
大きな違いは
- 電池ボックス一体型バッテリー
- ディープモードの有無
となっています。
このシリーズはポータブルで使いやすく、ハイスペックでコスパは最強です。
PS-611CN2シリーズの違いを理解し、自分のフィッシングスタイルに合った機種を選んで釣果を伸ばしてください。
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