電動リールの糸巻量の選び方!PE号数と必要量の基準を解説!

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電動リールを選ぶとき、サイズや巻き上げ力だけでなく、必ず確認したいのが糸巻量です。

同じ電動リールでも、巻けるPEラインの号数や長さが合っていなければ、深場や潮の速い場面で必要な量が足りず、釣りにくくなることがあります。特に船釣りでは水深だけでなく、仕掛けが斜めに入る流し方や、魚に走られたときの余裕も考えて選ぶことが大切です。

そこで本記事では、電動リールの糸巻量をどのような基準で選べばよいのかを、PE号数との関係や必要量の考え方、流し方別の目安まで初心者向けに分かりやすく解説します。

そいた

・釣り歴=30年以上
・2馬力ボート歴=15年以上
・得意な釣り=ジギング
       泳がせ釣り
・使用艇=DSー110L3
・運搬方法=軽トレーラー

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糸巻量は水深より流し方で決まる

電動リールの糸巻量は、単純に水深だけで決めるのではなく、どのように仕掛けを流す釣りかまで含めて考えることが大切です。

なぜなら、同じ水深でも仕掛けが真下に落ちる釣りと、潮や風で斜めに流される釣りでは実際に出るラインの長さが大きく変わるからです。

たとえば、水深100メートルでもバーチカルに近い釣りなら必要量は比較的読みやすい一方、ドテラ流しや潮の速い日は、水深以上にラインが出ることがあります。

そのため、糸巻量を選ぶときは「何メートルの場所で釣るか」だけでなく、「仕掛けがどの程度斜めに入る釣りか」まで確認することが重要です。水深は基準の1つですが、実際の必要量を左右するのは流し方です。

糸巻量が足りないと釣りにならない理由

糸巻量が足りないと、単に余裕が少ないだけでなく、釣りそのものが成立しにくくなることがあります。

特に船釣りでは、水深に加えて潮や風でラインが斜めに出るため、想定より多くの糸が必要になる場面もあるため、糸巻量不足で何が起きるのかを確認しておきましょう。

斜めに出ると必要量が一気に増える

仕掛けが斜めに入る釣りでは、必要な糸巻量は水深より多くなります。

なぜなら、ラインは海底までの縦の距離ではなく、船から仕掛けまでの斜めの距離の分だけ出るからで、水深100メートルでも、ドテラ流しではラインが200メートル以上出ることがあります。

そのため、水深だけを見て必要量を決めると、実際の釣り場で足りなくなるおそれがあるので、潮や風でラインが斜めに出る釣りでは余裕を見て選ぶことが大切です。

足りないと起きる失敗例

糸巻量が足りないと、必要な水深まで仕掛けを落とせないだけでなく、釣行中のトラブルにも対応しにくくなります。

たとえば、根掛かりやオマツリで先端を切ったあと、もともとの余裕が少ないと次の投入で底まで届かなくなることがあります。

また、魚に走られた場面でも残りのラインに余裕がなく、やり取りしにくくなるおそれがあるため、糸巻量は最初の1投だけでなく、1日釣りを続ける前提で考えることが大切です。

基準1 必要な糸巻量の決め方

必要な糸巻量を決めるときは、いきなりリールの表示スペックを見るのではなく、まず釣り場の水深と船長から指示されるタナを確認することが大切です。

ここを基準にすると、最低限必要なライン量を考えやすくなるので、しっかりと確認しておきましょう。

水深と指示ダナを基準に考える

糸巻量を決める最初の基準は、釣り場の水深と指示ダナです。水深100メートルの場所で底を取る釣りなら、少なくとも100メートル以上のラインが必要になります。

さらに、船長から「80メートル前後を狙ってください」と指示される釣りでも、投入や回収を繰り返すうちに、ラインがななめになる可能性もあるので余裕分が必要です。

そのため、狙う水深と指示ダナを確認しそこに予備を足して考えると、糸巻量不足の失敗を避けやすくなるでしょう。

余裕を見て足すべき場面

余裕分を足して考えたいのは潮が速い日風で船が流される日ドテラ流しでラインが斜めに出る釣りです。

これらの場面では水深より多くラインが出やすく、最低限の糸巻量では不安が残ります。また、根掛かりやオマツリでラインを切ることもあるため、1日釣りを続ける余裕も必要です。

そのため、水深ぴったりではなく、流し方やトラブル分を見込んで選ぶと失敗しにくくなります。

基準2 流し方別の目安

糸巻量は、水深だけでなく流し方によって必要な余裕が変わります。

特に、仕掛けが真下に入りやすい釣りと、潮や風で斜めに出る釣りでは考え方が異なります。ここでは、代表的な流し方ごとに糸巻量のおおよその目安を解説していきます。

ドテラ流し

ドテラ流しでは、糸巻量にかなり余裕を持たせて考えることが大切です。

船を潮や風に乗せて流すため、仕掛けが真下ではなく斜めに入りやすくなります。たとえば水深100メートルでも、潮や風の影響で150〜200メートル以上ラインが出る場面もあります。

底取りを繰り返す釣りでは、少ない糸巻量だと不安が残るため、ドテラ流しをするなら水深以上の余裕を見て選びましょう。

バーチカル

バーチカルの釣りでは、仕掛けが比較的真下に入りやすいため、必要な糸巻量はドテラ流しより読みやすくなります。

水深100メートルなら、まず100メートル前後を基準にし、投入時の余裕や魚に走られる分、トラブルで切る可能性を足して余裕を持って考えます。

ただし、潮が速い日や船が流される状況では斜めに出ることもあるため、最低限の量だけで選ばないことが大切です。

二枚潮 速潮 風が強い日

二枚潮、速潮、風が強い日は、糸巻量にもっとも余裕を持たせたい場面です。

表層と底付近で潮の向きや速さが違うと、ラインが大きくふくらみ実際の水深以上に糸が出やすくなります。また、風で船が流されると仕掛けの角度もつきやすく、底取りやタナ合わせが難しくなります。

このような日は、普段より多めの糸巻量があるリールを選んでおくと安心です。

基準3 PE号数の考え方

電動リールの糸巻量を考えるときは、巻ける長さだけでなく、使用するPE号数も重要です。

同じリールでもPEが太くなるほど巻ける量は少なくなります。ここでは、PE号数をどのような基準で選ぶべきかを解説していきます。

太さで変わるのは強度だけではない

PE号数で変わるのは、ラインの強度だけではありません。

太いPEほど強度は上がりますが、その分スプールに巻ける長さは少なくなります。また、潮を受けやすくなるため、仕掛けが斜めに入りやすくなる場面もあります。反対に細いPEは多く巻きやすく、潮の影響も受けにくい一方、強度面では無理ができません。

このようにPE号数は狙う魚の大きさ、オモリ負荷、水深、必要な糸巻量を合わせて考えることが大切です。

迷ったときの基準

迷ったときは、まず狙う魚種と船長の指定号数を優先しましょう。

中小型のアジ、イサキ、タチウオなどではPE2号前後、青物や深場の五目釣りではPE3〜4号前後、大型青物や泳がせ釣りではPE5号以上が使われることもあります。

ただし、号数を太くすると巻ける長さは減るため、必要な糸巻量を確保できるか確認しながら、強度と巻ける量のバランスで選ぶことが大切です。

基準4 小型 中型 大型で変わる糸巻量の目安

電動リールの糸巻量は、リールのサイズによって大きく変わります。

小型は軽く扱いやすいですが巻ける量は限られ、中型、大型になるほど深場や太いPEラインに対応しやすくなります。用途に合わせてサイズ別の目安を確認しておきましょう。

小型が向く糸巻量

小型電動リールは、浅場から中深場までの船釣りや、軽めの仕掛けを使う釣りに向いています。

PE2〜3号を200〜300メートル前後巻ける機種なら、タチウオ、アジ、イサキ、ライトな五目釣りなどに使いやすいです。ただし、深場やドテラ流しでは余裕が少ない場合もあります。

中型が向く糸巻量

中型電動リールは、PE3〜5号を300〜500メートル前後巻ける機種が多く、幅広い船釣りに対応しやすいサイズです。

中深場の五目釣り、青物、落とし込み、泳がせ釣りなどで使いやすく、糸巻量にも余裕を持たせやすいのが特徴です。迷ったときの基準にしやすいサイズといえます。

大型が向く糸巻量

大型電動リールは、PE5号以上や400〜600メートル以上の糸巻量が必要な釣りに向いています。

深場の釣り、大型青物、泳がせ釣り、キンメやアコウなどを狙う中深海・深海釣りでは、太いラインと十分な長さが安心材料になります。

ただし、本体が大きく重くなるため用途を絞って選ぶことが大切です。

よくある失敗例

電動リールの糸巻量選びでは、表示スペックだけを見て判断すると失敗しやすくなります。

実際にはPE号数、下巻き、巻き替えのタイミングまで考えることが大切になるので、よくある失敗例を確認しておきましょう。

表示の最大糸巻量だけで判断する

表示の最大糸巻量だけで判断すると、実際に使いたいPE号数では足りないことがあります。

たとえばリールに「PE2号 500メートル」と表示されていても、PE4号を使う場合は巻ける長さが短くなります。また、メーカーやラインの種類によって太さに差があるため、表示どおりにぴったり巻けるとは限りません。

糸巻量を見るときは、最大値ではなく、自分が使うPE号数で何メートル巻けるかを確認することが大切です。

下巻きが合っていない

下巻きが合っていないと表示上は十分に巻けていても、実際の使用時に扱いにくくなることがあります。

特に、PEラインを規定量より少なく巻いたり下巻きを入れすぎたりすると、糸巻量の管理がしにくくなるので、不安な場合はシマノ公式の糸巻量計算ツールなどを使い、PE号数と必要な長さに合わせて下巻き量を確認しておくと安心です。

シマノ公式の糸巻量計算ツールで下巻き量を確認する

途中で巻き替え前提になっていない

電動リールのラインは最初に巻いた量だけでなく、途中で短くなる前提で考えることが大切です。

根掛かりやオマツリ、先端の傷みでラインを切ると、少しずつ糸巻量は減っていきます。最初から余裕が少ないと、数回の釣行後に必要な水深まで届きにくくなることもあります。

そのため、使用頻度が高い釣りでは、巻き替えのタイミングや予備ラインの確保まで考えておくと安心です。

まとめ

電動リールの糸巻量は水深だけでなく、流し方、潮の速さ、使用するPE号数まで合わせて考えることが大切です。

特にドテラ流しや速潮の日は想像以上にラインが斜めに出るため、最低限の糸巻量だけでは不安が残ります。まずは釣り場の水深と指示ダナを確認し、そこにトラブル分や魚に走られる余裕を足して選びましょう。

浅場中心なら小型、中深場や幅広い釣りには中型、深場や大型魚狙いには大型が目安です。用途別に選びたい場合は下記の、小型電動リールのおすすめ、中型電動リールのおすすめ、大型電動リールのおすすめ、総合電動リールのおすすめの関連記事も参考に、自分に合う電動リールを選んでください。

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